投げ銭狙いで顔出し・コスプレする子もいる


文春オンラインの記事より

SNSいじめ、ゲーム依存、性被害……


子どものスマホ利用の実態はどうなっているのか。ジャーナリスト・石川結貴による『 スマホ危機 親子の克服術 』(文藝春秋)から一部抜粋して、子どものスマホ問題を紹介。





「絶対に怪しい人間じゃないんで、1分だけ切らないでもらえますか」


「変な人に当たったら即切り(すぐに通話を切る)か、ブロックすればいい」、そう話す子どもたちはいたずら電話のような感覚でトークアプリやボイスSNSを利用する。


どこの誰ともわからないという匿名性に加え、相手はアプリによって無作為に当たっただけ。



つまり自分で選んでいないわけだから、そのぶん「切る」ことへの心理的ハードルが低くなる。


一見、危険な相手を防ぎやすいのだが、逆に「いい人」ならどうだろう。。


❶❷で発言をしてくれている愛莉さんが「優しそうな人に当たると、会ってもいいかなって気持ちになる」と話したように、たまたまつながった相手と意気投合する場合もあるはずだ。



現在は社会人として働く尚斗さん(23歳)は、数年前まで斉藤さんやKoeTomoを利用して数十人の少女と連絡先を交換した。


最年少は小学4年生の女の子、一番多かったのは中学生で、いずれも簡単に個人情報を聞き出せたり、少しおだてると「すぐに食いついてきた」と笑う。



「女の子につながったら、まずさわやかに挨拶します。そのあと『絶対に怪しい人間じゃないんで、お願いだから1分だけ切らないでもらえますか』と低姿勢で頼むんです。


1分って言われると、相手もまぁそれくらいならと思うじゃないですか。1分なんて軽く過ぎちゃうけど、時間だからって切る子はまずいなかったです」



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最年少が小学4年生。。


つい先日まで手を引いて歩いていた小さな子供が、無作為に男性とお話をしているという現実に、驚愕してしまう。


家族はまだまだ子供だと思っていても世の中には色々な誘惑が若年層を待ち受けており、そこにどんどん引き込まれている子供達がいるというのが現実です。



その無防備で天真爛漫な彼女達から、個人情報を聞き出したり、良くないことを考えている大人がいます。


まだ経験値が低く、何も分からない子が軽く見られ狙われるのです。。



1番多いのが中学生というのも、この様なアプリ利用の年齢層がグッと若くなっている事がわかります。


だからこそ、しっかりと見守り多感な思春期に、彼女達が必要以上に傷つく経験をしないように促せたらと切に願う。。