投げ銭狙いで顔出し・コスプレする子もいる
文春オンラインの記事より↓
SNSいじめ、ゲーム依存、性被害……。
子どものスマホ利用の実態はどうなっているのか。ジャーナリスト・石川結貴による『 スマホ危機 親子の克服術 』(文藝春秋)から一部抜粋して、子どものスマホ問題を紹介。
斉藤さんにはビデオ通話やライブ配信の機能もあって、よくできている。
声だけでなく、利用者同士が互いの顔を見ながら話したり、自分の話している様子をそのまま動画配信して多くの人に聞いてもらうことができる。
ライブ配信は映像のオンとオフを選択できるため、実際にはラジオ番組のように声だけを流す利用者が多いという。
「私もたまにライブ配信をやるけど、顔出しはNGにしてます。ひとりでやると途中で話がつづかなくなっちゃうから、たいていは友達と一緒ですね。要は友達としゃべってることを、まんま他人に聞かせちゃうんですけど、わざとおバカっぽいトークをしてます。
お笑いライブじゃないけど、聞いてる人にウケること言うとコメントが多くなるし、チップがもらえたりするんです」
おもしろいラジオ番組にリスナーからの反響があるように、斉藤さんのライブ配信でもコメントが寄せられる。
加えて「投げ銭」という機能があり、チップが与えられる仕組みだ。チップとはゲームコインのようなもので、利用者がアプリ内で課金し、自分が気に入ったり、仲良くなった相手にプレゼントできる。
「配信やって、投げ銭もらえたら、それをアマゾンのギフトカードとかに引き換えられるんです。投げ銭狙いの子は、顔出ししてアイドル気取りで歌ったりとか、コスプレでしゃべったりしてます。
私はそこまでガチでやる気はないんで、もらえるチップは月に数百円くらいですね。でも、顔出ししなければ少しくらいバカやっても平気だし、TikTokより自由度が高くて好きなんです」
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ライブ配信。
若年層がこのようなアプリで、私生活を見せたり、話したりしながらお小遣い稼ぎする事が珍しいことでは無くなっている昨今。
普通の女の子が、アイドルやタレントのようにトークをしたり歌を歌ったりと、まさに若年層が楽しめるコンテンツであろう。
しかし、顔出しやコスプレなど普通の女の子達が素人判断でやっている為、何かトラブルがあっても後ろ盾のない恐ろしさはぬぐえない。
自我の欲求や、自己顕示欲を満たすツールが増えれば増えるほど、SNSいじめ、ゲーム依存、性被害…
これらの問題が増加しやすくなることも考慮しておかなければならないし
我々大人の作ったツールからどう若年層を守るのか。。
進化が生む素晴らしさの裏側を忘れてはならない。