文春オンラインの記事により


SNSいじめ、ゲーム依存、性被害……


子どものスマホ利用の実態はどうなっているのか。ジャーナリスト・石川結貴による『 スマホ危機 親子の克服術 』(文藝春秋)から一部抜粋して、子どものスマホ問題を紹介。





SNS」と聞いて、大人が思い浮かべるのはツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどだろう。


一方、子どもたちの間では数年前から「トークアプリ」や「ボイスSNS」の人気が高い。ボイスSNSではその名のとおり「声」を使う。つまり会話をするのだ。



中高生に人気のアプリ「斉藤さん」や「KoeTomo(こえとも)」は、利用者同士がランダムにつながり匿名で会話できる仕組み。


いわゆるマッチングアプリで、どこの誰につながるかはわからないが、自動的に誰かにつながる。



90年代に流行したテレクラ(テレホンクラブ)のアプリ版、そう考えるとわかりやすい。



「クラスの女子の半分くらいは使ってますよ」と話すのは、高校2年生の愛莉さん。2年前から週に一、二度利用するという。



「ヒマつぶしにちょっと誰かと話そうかって使い方もできるし、友達と一緒にいたずら半分でやることもあります。


『キモイ人に当たった』とか、『いきなり下ネタ振られた』とか、話のネタにするとみんなにウケるんです」



ツイッターやインスタグラムも利用するが「やっぱり声で会話できたほうが楽」だと笑う。



「文章の投稿は、微妙なニュアンスが伝わらない。その点、斉藤さんとかなら相手の声から年齢や雰囲気がわかりやすい。話がおもしろいとか、ノリがよさそうとか、少ししゃべるだけで伝わってくる。


優しそうな人に当たると、『リアルで会ってもいいかな』って気持ちになるんです」



実際には会ったことがないというが、その理由は「話した相手が遠くに住んでいたから」。逆に近くの人なら「今から会おう」と会話が弾み、ノリに任せて行動するという。



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"斉藤さん"や"こえとも"。。


このような、匿名で会話できるマッチングアプリが若年層の中で生活の一部になりつつある。


匿名である事で、相手の年齢どころか素性も全く分からない。



テレクラの様なアプリが、まだ判断力が浅い未成年同士や、未成年を狙う大人との繋がりを作っている時代。



真実のプロフィールや名前、連絡先も分からない相手と気軽に話したり、会ったりする行為に危険性を感じずにはいられない、、。


これからは更にネット時代は加速します。

SNSいじめ、ゲーム依存、性被害…


これらの問題から若年層をどう守るのか。。頭を抱えずにはいられない。。