年々増え続ける盗撮事件。法務省の資料によると令和元年の検挙件数は3953件。



7/6Yahooニュースの記事によると


新型コロナウイルスによる外出自粛要請などもあり、昨年の盗撮事件は減少傾向にあったものの、今年は自粛しない人も多くなった結果、再び盗撮事件のニュースを目にする事が多くなっているとの事。



巷に流通する盗撮グッズの数々。。



実際、盗撮犯が愛用する撮影用ガジェットは存在する。大手通販サイトなどで「スパイカメラ」「小型カメラ」と検索すると数多の商品がヒットするので、実際に検索して見てほしい。


経営者による従業員の監視だったり、留守中のペットの撮影だったり、探偵が調査で使う等、正しい目的のカメラが多かったが


昨今ではカメラユニットむき出しの基盤だけが販売されており


「組み合わせて何かを作ろう(ただし出品者は関与しないよ)」


といった形状の物も多数販売されている。実際、こういったカメラユニットを靴や鞄に仕込んで盗撮を行う犯人もいるのが現状だそう。


身近なものに偽装。


服のボタン、クルマのリモコン、モバイルバッテリー、スマートウォッチなど身につけていても違和感のない身近なものに偽装されている。


スパイカメラの進化は目覚ましく、Wi-Fi通信により、カメラの映像をスマホに飛ばすといった事も現在では可能だ。


離れた場所にカメラを設置して別の場所からスマホで盗撮なんて事も実際に行われている。


ウェアラブルカメラの光と陰

小型カメラと言えばウェアラブルカメラを思い浮かべる人も多い。


ウェアラブルカメラも今では非常に格安で購入でき、それなりに高画質で撮影できるということもあり、フィールドワーカーや旅行者など様々な人から支持を得ている。



最近では自転車宅配業のドラレコ代わりにボディーカメラとして採用している人も多いとか。


このウェアラブルカメラで行きずりの人を舐め回すように盗撮している輩もいるのだ。


この手のカメラは撮影中は相手から判るようにRECランプが点灯するが、盗撮犯は細工して偽装している場合も多いので、撮影中なのか見分ける事が難しいのも問題である。


シャッター音の出ないスマホも

これらのカメラ以外にも頻繁に使われるのがやはりスマホ。


国内で販売されているスマホには日本国内のSIMカードを挿入するとシャッター音が強制的になる仕組みになっているが、海外メーカー製にはシャッター音を自由に操作できるスマホもあるので(強制的にシャッター音が出るのは日本・韓国のみ)、これらの端末を使い、シャッター音なしに撮影している犯人もいる。


また、アプリストアには意図的にシャッター音を鳴らないようにしたカメラアプリも配信されているのでこのアプリを使って撮影する犯人もいるとか。


悪人はあの手この手を考え行動している。


今ではネット上で瞬く間に拡散され被害者の知らないところで広まっている可能性もある。


凄いスピードでどんどん進化する盗撮…

法整備を見直す時期が来ている!