ゼロシリーズ読みました。

今回のゼロは東京都心部を地震とマグマが襲うと言うもの。

東京都心部でこんなマグマ活動が実際に起こったら終わっちゃうんだろうなぁと言う内容だったけど、話の内容上では現実的には可能性としては低い感じがする。

今回の主人公は木龍さんと言う方で掘削の技術者の人だったと思う。

阪神淡路大震災や東日本大震災での災害の最中での活動を経験した技術者の方なんだけど、東京湾沖の採掘作業中に事故で部下を亡くしたところからストーリーが始まる。

木龍はその事故により離職し現在は教員をしているが自分が関わった工事での建造物の完成披露に呼ばれ昔の仲間に再会したりとちょっと憂鬱な気分ですごしていた。

木龍はその事故で離職しただけではなく精神的にも不調をきたしていて、事故で部下を亡くした事を未だに忘れられずに生きていた。

そんな木龍の元に、謎の人物から災害対策を手伝ってほしいと言う打診をされる…

これが後々関東を襲う災害対策の始まりになる ~~ と言うお話。

 

面白く読み進めていけたけど、安生さんの作品は専門用語が多かったりして少しパッと読むのには難しいというか簡単に読み進められないからとっつきにくい部分もあるけど、読み終わってみれば面白かった。

ただ、ゼロの迎撃や生存者ゼロの頃の方が読んでる時のワクワク感や次の展開を期待するようなストーリーに引き込まれる感じは強かったかなぁと言うのが個人的な感想かな。