皆さんこんにちは。

今日は貯蓄についてお話ししたいと思います。
皆さんは毎月のお給料からコツコツと貯蓄もしくは投資をされていると思います。
お金を計画的に貯めていく事は素晴らしいことですね!

そこで少し考えてみてください。
その貯蓄しているお金は何のために貯めているお金ですか?
結婚資金? 子供の教育費? 住宅購入資金? 老後資金? 自己投資資金? 旅行資金?…etc

目的を持って貯蓄に励んでいる方は多いとは思います。しかし、意外に漠然と貯蓄だけしているという方も
かなり多いと思います。目的を持たず貯蓄している方は貯蓄の仕方も銀行預金だけ、終身保険だけという1つか2つの金融商品で行っていませんか?

実は貯蓄も目的とそのお金を使うまでの時間によって商品を選ばないと損してしまう事もあります。
まず、老後資金は20代、30代、40代前半の方にとって、実際に使う時期はまだまだ先ですね。
まだ20年から40年先に使うお金なのに銀行預金だけで運用しておくのは、この低金利時代ではほとんど増えないですよね?
実際に使うまで時間があるのですから多少リスクの高い商品でミドルリターンからハイリターンを考えても良いと思います。
しかし、条件があります。それは必ず積立で行うことです。
長期間の積立を行うことにより、ミドルリスクミドルリターン、ハイリスクハイリターンの商品でもリスクヘッジが可能です。
更にミドルリスクミドルリターン、ハイリスクハイリターンの商品を組み合わせて運用すれば更にリスクヘッジになります。そして老後が近づくにつれて徐々にローリスクローリターンの商品に入れ替えて行けば良いのです。老後が近づいてもリスクの高い商品のままというのは危険です。

逆にお金を使うまでの期間が短いものはどうでしょうか?
代表的な物として教育費があります。教育費は子供の誕生と共に使う時期が決まります。
一般的には最短で小学校入学の5年~6年後、次に中学入学の11年~12年後、高校入学の14年~15年後、最後は大学入学の17年~18年後ですね。
大学院進学などがあれば更に必要ですね。

こういった決まった時期にしかも短期間で必要な資金はハイリスクハイリターンの商品で貯蓄する事は危険です。もし、必要な時期に運用利回りが大きく下がってしまったら取り返しがつきません。
教育費などはローリスクローリターンの商品、例えば銀行の定期預金、学資保険、終身保険、債券ファンドなどで積立を行うのが良いでしょう。最近ではネットバンクの積立定期預金がメガバンクや地銀よりも利率が良いのでおすすめです。
学資保険や終身保険は積立期間中に契約者に万が一の事があった場合に効果的なので1つの商品として持っていても良いかと思います。
債券ファンドはローリスクローリターンからミドルリスクミドルリターンの物まであるので特に積立で行うべきです。
そして債券ファンドだけでなく積立定期預金+学資保険+終身保険+積立債券ファンドというようにローリスクローリターンとミドルリスクミドルリターンの商品を組み合わせて運用すれば積立プラスαのリスクヘッジになります。

このように目的と使うまでの時間によって利用する商品を賢く選ぶことにより、少しでも利回りを良くして貯蓄する事が可能になるのです。
その為には貯蓄の目的を明確にすることが必要です。
目的が明確になれば、それを実現する為の具体的な計画を立てることが出来ます。
目的・目標に期限を決めそこから逆算して計画を立て、今行うべき事を実践して行く。目標達成技術の1つです。
皆さんも貯蓄の目的を改めて考えて見てはいかがでしょうか?