歴史的な僅差で、大阪都構想が反対多数となった。
橋下さんにはお疲れ様といいたい。

ソフトバンクの孫社長、楽天の三木谷社長、ファーストリテイリングの柳井社長。
いずれも創業者社長であり、いい意味で独裁者だからこそここまで成功したのである。

今、政治家に求められているのは独裁者であり、
われわれ選挙民にもとめられているのは独裁者を見る目である。

その意味で、大阪市民の目が正しかったかはこれから問われるであろう。
大阪府と大阪市は、大阪都構想がなくても二重財政は解消できる。
ただ、大阪市民から信任を得れれば「大阪都構想」は
大義名分もあり、進めやすかったのは間違いない。

今、日本は課題先進国といわれるように課題の山済みである。
これを解決するにはある程度、強権が必要になってくる。

人間は変わることに抵抗がある生き物だ。
特に年をとるとどんどん抵抗が強くなる。
それを突破にするには、相当強い信念が必要である。
今、日本は変わらなければいけない時期に来ている。
変えることのできる政治家として、一番有力だったのが橋下さんだけに
政界を引退するのは残念で仕方ない。

今はsmall is beautifulの世の中である。
手が届かない大きさになるとどうしてもスピードが遅くなってしまう。
大阪都の都長としての橋下さんを見てみたかった。