DCキャッシュワン アコムが吸収合併 | 新人金融マーケティング担当者による、自己成長のための日記

DCキャッシュワン アコムが吸収合併

消費者金融大手のアコムは19日、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の消費者金融会社、DCキャッシュワンを5月1日に吸収合併すると正式発表した。
アコムが三菱UFJの連結子会社になったのに伴い、三菱UFJグループ内の消費者金融事業をアコムに集約する。
DCキャッシュワンは2001年、当時の東京三菱銀行と三菱信託銀行がアコムと共同で設立したが、営業収益などが伸び悩んでいた。4月1日にキャッシュワンの信用保証事業を切り離して三菱UFJニコスに移した上、消費者金融事業をアコムと統合する。(2/20、日経新聞)


テレビを見ていていつも思うのですけど、消費者金融のCMは自社の名前よりも「○○○フィナンシャルグループ」「●●●銀行グループ」という点を強調しているのが違和感がありますよね。

三菱東京UFJフィナンシャルグループ
・アコム
三菱東京UFJ銀行グループ
・DCキャッシュワン
・モビット

三井住友フィナンシャルグループ
・プロミス
三井住友銀行グループ
・アットローン

新生銀行グループ
・シンキ(ノーローン)
・レイク

この先、利息制限法(いわゆるグレーゾーンの撤廃)の適用や総量規制(年収の3分の1までしか貸せない)が始り、この淘汰の動きが加速するといわれています。
大手は肥大化すると同時に中堅業者は潰れる可能性が高いです。金利帯で差別化ができなくなるわけですから、大手からすり落ちる人に貸すと間違いなく回収率がさがりますので。業績を圧迫させてでも拾うか、廃業するしか道がないです。

総量規制によって今までパンパンまで借りていた人はもう新規借入が不可になるため資金繰りが困難になり、闇金に走る可能性も高いですね。つまりこの業界は大手(専業、信販、銀行、クレジットそれぞれ)か、闇金か、の2極化が進むことになると思います。

自己破産する人を増産させ、もっと言えば自殺者をも増産する歯車がとうとう回り始めるようです。