分配金 8年ぶり下げ「グローバル・ソブリン」 | 新人金融マーケティング担当者による、自己成長のための日記

分配金 8年ぶり下げ「グローバル・ソブリン」

投資家に毎月分配金を支払うタイプの投資信託で、分配金を減らす動きが広がっている。19日には国内最大の投信「グローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)」が1万口当たりの分配金を10円減らし、30円にすることを決めた。欧米の金利低下や円高で分配金の原資が細っており、引き下げは8年ぶり。個人の運用環境の悪化が一段と鮮明になってきた。

国際投信投資顧問が運用するグロソブは欧米の国債など格付けの高い債権で運用する。預金などに比べて分配金が高かったこともあり、高齢者層を中心に資金を集め、運用残高は約4兆5千億円。約160万人が保有している。グロソブを19日の基準価格(1万口当たり6,500円)で購入した場合、月40円の分配金が支払われると年間の利回りは7.8%。月30円だと年間利回りは5.8%(いずれも税引前)になる。


2008年の投信残高38%減
投資信託協会が19日発表した2008年の投信概況によると、08年12月末の公募投信(公社債投信を除く)の純資産残高は40兆8433億円となり、1年前に比べて25兆9410億円減少した。世界的な株価下落と円高の影響による評価減が響き、減少額はバブル崩壊後の1990年(10兆4772億円)を抜いて過去最大となった。
分類別にみると、外国株に投資するタイプが6割強と最も大きく減少した。国内株式型も45%減少するなど、ほとんどのタイプで残高が前年を下回った。08年の資金流入額(購入から解約・償還を差し引いた金額)は2兆3627億円と8割強減った。答申への資金流入額が前年を下回るのは5年ぶり。(1/20、日経新聞)



年利5.8%に下がったとはいえ、やはり高い水準です。預金なんて、1ヵ月定期で年0.2%です。しかも税軽減措置のおかげで、10%しか課税されないのも強み。分配金が30円になっても、グロソブは健在でしょう。
円高がかなりダメージを食らっているようですが、これはいずれ円安に向かえば解消されていく話。金利も今は底に近いはずですので、今後は上向くのみ。低空飛行が続いたとしても、今年から来年にかけて少しずつ買いまして行くのが賢い投資判断かと思います。

「グロソブ」を買うにしても、手数料を払って買う人はダメ投資家でしょうか。今はネット証券を利用して販売手数料が無料で購入できます。同じ投信でも手数料体系は金融機関によって違うので、ほんとに注意が必要ですね。


ちなみに私は、毎月決算型ではなく、1年決算型のグロソブを積み立てています。