イー・トレード証券 金融庁に処分勧告 | 新人金融マーケティング担当者による、自己成長のための日記

イー・トレード証券 金融庁に処分勧告

証券取引等監視委員会は13日、インターネット証券最大手のSBIイー・トレード証券を金融商品取引法違反で行政処分するよう金融庁に勧告した。昨年10月から同日まで実施した検査を通じ、インサイダー取引を防ぐ内部管理体制に不備が見つかったとして、是正を促す必要があると判断した。

監視委は法令違反があると判断した理由について、顧客の情報管理方法に不備があることや、顧客の株式売買に不正が無いかどうかの審査をしていなかった点などを挙げた。証券会社は顧客が口座を開設する際に、本人や親族が上場企業の関係者であるかどうかなどを登録する決まりがある。イー・トレード証券はこの「内部者登録」が有効に機能しているか検証する体制を構築しておらず、情報の登録漏れが複数見つかった。



この件、以前マネックス証券が処分を受けていたように記憶しています。インターネット証券の最大手であるため、模範的立場にいると思われるイー・トレード証券に厳格な要求をしているのでしょうか。

大体こういった案件、銀行でも証券でも保険でも、最大手というのは免れるか、より格下の金融機関がもろに矛先が向けられている中で最小限にしれっと登場するか、いずれにせよあまり大袈裟に扱われないように思えます。
それは、監督官庁が配慮しているのか、日経新聞が配慮しているのか、裏で取引がされているのかわかりませんが、世の中とはそういうものなのだと考えるしかなさそうです。

今回はインターネット最大手とはいえ業界では5・6位程度の証券会社。
むしろ業界としてはインターネット証券にリテール部門をかなり取られていることがありますので、これはいい機会だと考えているかもしれません。

イー・トレード証券は内部管理体制を見直している中で、不正な取引が続発していたらまずいでしょうね。

さて、他のネット証券の管理体制はどうなんでしょうか。