今回のテーマは、米国株式市場の取引時間です。一体、何時から何時まで取引を行うことができるのか。日本から米国株を取引している人は言うまでも無く、これから始めてみたいという興味を持っている方にとっても、重要な情報となります。

 

これを理解するための前提知識として、是非とも、アメリカにおける株式市場についての基礎を押さえておきたいところです。そもそも、アメリカには、どのような株式市場があるのでしょうか。きっと、誰もがニュースやラジオなどで、名称は耳にしたことがあるはずです。そう、ニューヨーク証券取引所とナスダックの二つがあります。

 

これら二つの取引時間は同じですので、混乱する必要はありません。米国株式市場の時間は9:30〜16:00です。日本時間に換算すると、23:30〜翌朝6:00となります。ただし、これは、あくまでも立会時間です。これの他に、「プレ・マーケット」と「アフター・マーケット」というものが存在します─立会時間を挟み込むようにして設けられているとご理解ください。これを加味すると、実際に取引に使える時間が大幅に増えます。

 

当然、立会時間外に株価が大きく動くことはあります。だからこそ、「プレ・マーケット」と「アフター・マーケット」の存在を軽視することなく、むしろ、この時間帯に大きな利益を獲得するチャンスがあるのだ、という意識を持っておくことをおすすめします。過去には、テスラなどの(常に投資家から大きな注目を集める)会社の突然の発表により、時間「外」に大きな値動きが見られたことは、何度もあります。

 

米国株の取引をするとなると、日本円と米ドルの間での為替も考慮したいものです。為替による利益獲得までできるようになると、より柔軟な取引が可能になるでしょう。