欲しいものは
徹底的に手に入れようと
してきた。
金
地位
名誉
手に入れるために
人生の大半の時間を
それに投資してきた。
むろんそれは
女性とて例外ではない。
例えば
地球史上
最大最後の美女が
目の前に居て
口説かない理由が
どこにあるだろうか？
「やらずに
後悔するくらいなら
やって後悔したい」
それが俺の哲学だ。
今
自分には
絶対に彼女にしたい
パフォがいる。
初めて出会って
話した瞬間・・・・
自分には
確信があった
「こいつしかいない」
と。
もちろん
最初から
こちらの気持ちは
相手に伝えた。
戸惑いや
疑いのある目を向ける彼女。
それでも
こちらの気持ちは揺るがない。
そこから
彼女との歴史が
始まった。。。。
人間は
「忘れる」
生き物である。
何かを
定着したいのであれば
「反復」
しなかない。
・・・・だから
3日に1回のペースで
ありったけの
自分のおもいのたけを
彼女にぶつけていった。
あるときは
ロマンティックに・・
あるときは
リアルに・・。
彼女の心に
深く染みわたるように・・・
彼女の記憶に
深く残るように・・・・・
溢れる想いが
とまらない・・・
それを伝えたい。。。
それだけは
わかってほしい。。。。
出会って半年もすると、
気付けば
彼女がログインする時間帯の
ほとんどが
自分との時間になっていた。
それは
そうだろう。
彼女のチャットの時間帯の
ほとんどを埋めたからだ。
彼女が
自分以外の人と話すのは
仕事の都合でこちらが
ログインできないときだけ。
すると・・
1年を経過したあたりから
彼女に変化が・・。
出会った頃の
向日葵みたいな
元気な彼女の笑顔が、
薔薇のように美しくも
どこか
寂しげのある表情に
変わっていた。
最初は
疑心暗鬼だった彼女も
こちらの熱量によって
心が溶けて
全てを受け入れるように
なったから、、
だろうか。。
そんな
「恋の芽生え」に
戸惑っているのか、
いつしか彼女は
真正面にこちらを
見ることができず、
うつむき加減で
話すようになっていった。
・・そして
喋り方や使う言葉も
無駄に装飾された
派手なものではなく、
シンプルで質素なものが
多くなっていった。。
ふぅ・・・・。。。
ようやく・・・
ようやく・・・・
自分の想いの結晶が
彼女に届いたのだ。
ようやく
彼女の心を
手に入れた気がした・・。
彼女と出会って2年。
今日が
記念すべき初デート。
彼女との歴史が
今日から
始まるのだ・・・。