さて中学受験の天王山と呼ばれる熱い夏があと1ヶ月ほどでやってきます。

毎日うだるような暑さの中、リュックを背負った子供達はいつもの場所へ向かい、仲間達を見つけると笑顔で駆け寄り、つかの間の会話を楽しんだ後は真剣な眼差しで鉛筆を走らせます。

 

そんな夏だからこそ読書でリフレッシュしよう!ということで子供が読んで本当に面白かった本を幾つか紹介します。中学受験お勧め本はネット検索すれば幾らでも出てきますが、その中で特に子供が気に入って何度も読み返している本や、論説文だけど読みやすかった本を載せています。気になる未読の本があれば是非お子さんに♪

アマゾンは売り切れると高い設定の商品に勝手にリンクされてしまうので、楽天で載せていますが、もちろん本の紹介目的なので、気になる本があればお好きなサイトやメルカリなどでゲットして下さい!

 

<小説偏>

 

 

表紙を見た最初の反応は鈍かったですが、読み始めたら面白かったようで、今でもたまに読み返したりしています。比較的読みやすい本なので難易度が高い小説が苦手なお子さんでも読めると思います。

 

 

 

テーマがしっかりしていてとても良い本だと思います。昨年複数校で出題がありましたが、今年の中学受験でも要マークの本です。ただ、中学受験とかそういった枠を超えて、子供には是非読んで欲しいと思える本です。子供もかなり面白かったと言っていました。難度はやや高めです。

 

 

 

瀬尾まいこさんと言えば有名作家さんですが、この作家さんの本の中でもこれが一番面白かったようで、これまで読んできた全ての本の中でもトップ3に入るお気に入りとのことでした(ちなみにトップ3が何故か10冊位あります・・・)。瀬尾さんの本を始めて読む方にもお勧めです。

 

 

 

これも受験界隈では流行った本ですが、楽しく読めたようで、一時期とても気に入っていました。これの続編(第2巻)も呼んでいますが、1巻の方がお気に入りです。

 

 

<論説文編>

 

 

いきなり抽象的なテーマの論説文を読ませるのはハードルが高かったため、イメージしやすく楽しく読める懸け橋的な位置づけでこの本をまずは買いました。笑いながら楽しく読んでいました。楽しい読み物的な位置づけの本です。

 

 

 

これは大人も子供も読める、かなり内容がしっかりした本です。面白さはありません。ただある程度読書に慣れてきたお子さんであればこういった内容の本でも読破出来ますし、中学受験はもちろんですが、それを超えて一度読んでおいて損は無い本だと思います。子供には内容の理解含め難易度高めです。

 

 

 

この本は先ほどの鳥類学者の本の後に読んで貰った本です。論説文といっても色々な切り口や対象がありますが、生物・植物など具体的なテーマの方が子供にはイメージしやすく、まずはそこから論説文的な文章に慣れていけるよう選んで渡した本のうちの一つです。受験に出る可能性は低いですが、読書の幅を少しずつ広げていくという意味で、急に難しい本を渡すより、こういった身近な内容から興味の取っ掛かりを掴むのが良いと思います。

 

 

<番外編>

 

 

子供が本屋さんで1時間以上かけて選んで、初めて自分で買った短編集です。

伊与原さんの文章が好きなようで、もう何度も何度も読み返してボロボロになっています。全ての本の中で子供が一番好きな小説です。

 

 

 

伊与原さんの他の本も読んでみたいと手に取ったのがこの本です。これもお気に入りで子供の中ではトップ2の小説です。そこそこボリュームがあるので何度も読み返すところまではいっていないですが、今でも大好きな小説の一つです。

 

 

本の紹介は以上です。これはあくまでも個人的な考えに基づくものですが、我が家では子供にいつも↓のアドバイスをしています。

 

・小説はとにかくゆっくりゆっくり読む、前のページに戻っても良いし、行間で何を伝えたいのか汲み取ってみるのも良いし、とにかく速く読んでしまったら勿体ないよね!と伝えています。それでも夢中になるとマッハで読み終えてしまいますが、それはそれで文章の力なので良しと思っています。

 

・気に入った小説は何度でも読み返す

良い本って何だろう?何度読んでも新しい発見がある、あるいは何度でも手に取りたくなる心に響く文章がある、その奥深さを沢山持っているのが良い本だと思うよ!と伝えています。全部読み返す必要は無いから、気に入った部分や思い出したい箇所を何度でも読み返してみたらと。今では気に入った本は自然とボロボロになるまで繰り返し読むようになっています。

 

・合わなかった本は無理に最後まで読まない。途中離脱OK

特に小説に関しては、つまらないと感じたら途中で読むの止めて、他の本を読みなと伝えています。もしかしたら今の子供には早いのかも知れないし、もしかしたら本当につまらない(全く共感出来ない)のかもしれません。読破にこだわって無理に読むより、時が経ってまたふと手にすることがあればそれで良いと思っています。

 

読書は本来とても自由なものなので、ある程度のアドバイスは織り交ぜつつ、後は子供が読みたい時に読みたいように、自由に心の世界を広げていって貰えたらなと思っています。

 

もうすぐせっかくの夏休み、毎日塾と宿題だけじゃ勿体ないですよ~!

素敵な読書体験もいっぱいしちゃいましょう!