芳佳は朝帰りしようと関係ない




家に帰ってもだれも居ないから




芳佳と別れてから自分が乗る電車のホームに向かい電車が来ていたので乗った




そしてさっきもらった手紙を読む




少しの間は取っておいたけど結局は捨てちゃって今となっては内容を覚えてないんだけど




覚えてることは




小さめの紙に3、4枚にぎっしり文字が並んでた




ラベンダーが何かの香りの付いた便箋だった




内容はおれを褒めてた




どう褒めてたかは覚えてない




あと




すごく重かった




おれの事気に入ってくれてるのは手紙を読まなくてもあの具合を見てれば誰でもわかる




だけど




今ならOKだけど




当時は




いくら笑顔がかわいくても

性格が良くても

地味でも

家にほぼ一人暮らしでも

家が遠くても

何をするにも許してくれても

泊まりが出来ても

何でもやらせてくれそうでも!?

自分の事をどんなに思ってくれていても

優しくても

一途でも

真面目でも

遠くても会いに来てくれても






それでもその時はOKできなかった




会った次の日だったかその日だったかな



電話で話をした




昨日はありがとうみたいな感じで




で、




言ってきたのが




「お父さんに彼氏ができたって言っちゃった」









・・・・







引いた






ちょっと早過ぎない?






って言った事に対しての返事は覚えてないけど




いつ付き合うって話しましたっけ?




確かにおれは会って嫌な態度はしなかったけど嫌と思っていても余程じゃない限り態度には出さないし




そういうって事は




おれが芳佳をいいと思ってるって感じちゃったのかな




それは改札でさよならせずにホームまで送った上に電車が来るまで一緒に待ったから?




話が切れずに続いたから?




雰囲気も悪くなかったから?




目の前で堂々とエロサイト見ちゃったりしたから?




どうであれその一言は




おれにとってさよならを決意させる言葉だった




また次に電話がかかってきた時におれは電話に出なかった




またかかってきても出なかった




おれは電話に出ることをやめた




すると察したのかメールも電話も一切来なくなり











それで芳佳と関係が終わった