その部屋は偶然なのか受付の店員が考えて決めたのか椅子が壁沿いコの字型にベンチの様になっていて
真横になって寝る事ができる部屋だった
なので横になる
芳佳はその時は私は寝ないとは言ってたけどすることが無いから後から横になってた
初めて会った女の人と一晩過ごす事になるなんてこりゃまた初めてよ
もちろん寝込みを襲うなんて事はしない
携帯のタイマーかけて数時間寝た
起きたのは確か4時くらい
まだ寝たいけど起きるしかない
芳佳も起きて二人で店を出た
でも電車が動いてる訳じゃない
そのカラオケの隣に24時間やってるネカフェがあるのを思い出し 始発が出るまでそこで時間を潰す事にした
そのネカフェは全てオープン席で隣の席との仕切も小さく少し後ろに体を引けば隣が見えてしまうくらいのオープンさ
マンガなんて読まないからもちろんパソコンの席に隣同士で座る
芳佳はパソコンな使い方がわからないから少しやり方を教えて自分のパソコンで見たいサイトを見てた
時間的にまだ人が居ないとはいえオープン席でエロいサイトを見てしまうおれって…
若かったなぁ…
その時芳佳は何してるのかなって思ってバレないように様子を伺ったら…
げっ(゜o゜)
おれの見てるパソコン画面見てるよ~
最悪…
すごい食いついて見てるよ
一緒に来た隣に座った男が我慢できずにエロサイト見てるよって思っただろうけど
でも
実際の所いつ気づいて何を思っただろう
おれは見られてる事に気づかないふりしてエロサイトから普通のに切り替えた
そしたらいつの間にか自分のパソコン見てたようだったけどなんか様子がおかしい
画面を見ずに前の机を見てるというか
何か書いてる
何で筆記用具持ち歩いてるんだよ~とは思ったけど気にせずにまたエロサイト見てた
時間は5時を過ぎ始発が動き出す時間になってきたから駅に向かった
明るくて夜の時より浴衣が目立つ
駅の改札に着きおれが
「じゃあ始発は〇〇分だから」
と言うと
「え~!ここでお別れなの?」
ってなぜか焦って聞いてきたから
「いや、中入るよ」
というと芳佳が乗る電車のホームまで送った
まだ電車が来るまで30位あるからそのまま放って置いてく訳にもいかず
電車が来るまで一緒に待つことにして二人でベンチに座った
でもおれはどうしても眠くてベンチ座ったまま体を前に伏せて寝た
その間なんかゴソゴソやってたみたいだけど気にせず一人で寝た
寝てる途中芳佳をちらっと見たらなんか書いてた
始発の電車が到着して芳佳に起こされて芳佳を電車に乗せようとしたら
芳佳は改まって
今日はありがとう すごく楽しかった
って言ってた
最後に読んでって言って手紙を渡された
あー
さっきから書いてたやつだ!
手紙を受け取りこれから2時間かけて帰る芳佳の乗る電車が発車するのを待たずにそこですぐ別れた