美樹とムカついた最初のクリスマスが過ぎ
最初の大晦日を迎えようとしていた日
当然のようにおれは言う
「大晦日泊まりに来て?」
美樹は答える
「無理だよ~」
なんで?
バイトあるから
休んでよ~
無理だよ~
せっかくの初めて二人で迎える大晦日
一緒に年を越したいと思ってた
ただでさえ夜遅くに帰ることが許されない家なのに
泊まりだなんて以っての外
なんだけど
美樹はやってくれる人
クリスマスイブの夜も定番の技を使って泊まりに来た
結局学生3年間のクリスマスイブ3回とも泊まりに来てくれた
それには感謝してるけど
最初の大晦日
あれは無いよ
冬休みでバイトを始めたばかりでその頃はいきなり休むなんてできないだろうけどなんとかしてと頼み込む
頑なに拒む
おれは諦めた
大晦日当日
バイトは夕方から夜だからその時間はメール返せないし電話も出れないと言う
わかってます
でもそれまでのバイトの日は休憩とか隙を見つけてはメールをしてきた
だからなんかおかしいなと感じた
おれはそれでもメールする
それでも返ってきたメールの内容は
「今バイト中」
理由はわからないけどその時の詳しい気持ちとかは覚えてないけどなんか怪しかった
あまり遅い時間ではないけどこんな時間までバイトなの?とか送ったけど
何回か来たメール返信の内容がおかしかったのかおれは何度と電話をかける
出ない
無視ばかりしよってからに!
その頃美樹が持ってた携帯は
おれが買ってあげた
というのも自分の携帯は頻繁に使いすぎ月6万とか行っちゃって取り上げられて連絡が取れないから一緒に買いに行って美樹に選ばせた
といってもプリペイドの携帯なんだけどね
たくさん話せるやつがいいからと新しめでカッコイイけど無料通話が少ないやつよりダサくて古い無料通話の多い機種を選んだ
ほんとデザインも色もダサい
でも喜んでた
それをあげた
もちろんおれ名義(美樹の名義の場合だと親に書いてもらわなきゃいけない同意書あるから絶対無理なので)
まだ無料通話も通話期間も切れていない
バイト中とは言ってたけど出ないことがさらに怪しく思えた
しつこくかける (こういう性格なんで…(;^_^A)
やっと出た
バイトのくせになぜか後が騒がしい
おれ「今どこにいるの?」
美樹「○○○○○」
おれ「何でそんなとこにいるんだよ!」
美樹の説明によると同じ学校の仲のいい男3と女3で露店に遊びに来たらしい
そこは除夜の鐘のやるところで露店とか賑わってるところで
おれに秘密で家にも内緒で門限16時を破って行ったらしい
ぬぁぁにぃぃぃい~!!!!
おれはもちろんキレる
当然キレる
当たり前にキレる
何で彼氏がいるのに他の男と遊びに行ってるんだよ!
大喧嘩
といっても一方的におれが怒り狂ってるだけなんだけど
バイトと嘘ついて他の男と二人だけじゃないとはいえ男混じりで遊びに行ったことが許せなかった
電話ごしに怒鳴りつける
おれは怒りに任せて言う
「もう別れる!」
「別れたくない!」
美樹は謝る
でもおれは許さない
数日前にクリスマスにも問題起こしてさらに大晦日でこんなんなって(クリスマス事件は気が向いたら後日書く予定)
怒り狂った
絶対別れる!
興奮してしょうがない
一方的に電話を切る
しばらくすると電話がかかってきた
美樹からだ
謝ってきた
別れないでー
別れる!
もう無理!
興奮してたせいもあるけど
ほんとそんな美樹が嫌だった
美樹の事はもう諦めて絶対別れるを貫き許さないまま電話を切った
それから1時間くらい過ぎてただろうか
電話が鳴った
携帯のディスプレイを見た
一瞬自分の目を疑った
なんとディスプレイに出たその番号の名前は…
前に警戒の意味で一応登録しておいた美樹の母親だった!
ヽ( ◎Д◎)ノヒィィィィ