レッカー車のお兄さんは本当にいい人でした。

元々バイク乗りだったようで、症状を聞いて色々アドバイスをくれたり、

ネットでは富山に宿泊可能な健康ランドは無いという話でしたが、あるとのことで地元民ならでは知っている情報を教えてくれたり。感謝です。

 

そんなこんなでレッドバロンに到着。

すぐ点検してくれました。

 

その結果がまさかの結果となりました…。

 

 

・・・・・・・・・・・・・真っ黒に焦げて溶けてる

一体何が;;

工場長曰く、カワサキバイクにたまにある事象らしい

レギュレーターの配線が過電流で溶けたんだって。熱い夏に起こりやすいそう。

そりゃエンジンかからんわ。乗って帰るというのは絶望的、もう入院確定です(泣)

 

最初は、バッテリーかと思い交換、その後エンジンがかかったため修理完了と思ったそうです。

しかし、念のため電圧を計ってみるとおかしいため、怪しいところに目星を付けて点検していたら発見したそうです。さすがプロですね!

そのまま帰って高速道路上で止まったらと考えると恐ろしい故障でした。

 

ついでに教えてくれたのですが、カワサキバイクでたまにあるのが、燃料をあまりギリギリまで給油しすぎるとタンクの中が真空状態になってガソリンを吸えなくなってしまうらしいです。そういう症状が出ているとき、タンクの蓋を開けると、プシュッ!と音がするらしい。

それと、カワサキバイクでは2速は20km以上の速度を出さないと入らない仕様とのこと

どうりで…(汗)もう、最後はへとへとでしたから

色々勉強になりました。

 

チューリッヒのSMSメッセージを開いて内容を見ると、自走不能になった場合は帰宅補償がでると書いてありました。

一回目の目的地への移動のみだそうです。妥当な交通ルートであればOKとのこと。

 

でも墓参りはもう1か所残ってる。困っていたところ、嫁さんが「代車ないのかな」と。

ダメ元で聞いてみたらスズキのGSXR250を貸してくれました。元のレッドバロンに返すことが前提だったので、それに乗って家に帰ることはできませんでしたが、やったー!

 

 

思いがけず違うバイクに乗れて墓参り、楽しかったです。

 

メインの予定を終えて、仕方ないので残りの予定はキャンセルです。

近くに駅がないのでタクシーを呼んでもらって富山駅から新幹線で関西方面に向けて帰ります。

念のためタクシーの中でチューリッヒに電話をして「新幹線使っても大丈夫ですよね?」と聞くと、

耳を疑う言葉が。

 

「お客様は一回目の移動の目的地がレッドバロンだったので、家に帰宅する費用は出ません。レッドバロンまでタクシーで行かれたのであればその分は出ます。」

 

は???何それ?一瞬意味が分かりませんでした。

 

説明を聞き意味は分かりました。一回目の移動ってそういうことなんですね。

修理工場も含むんですね。はぁ~、そういうことですか;;

 

でもさ、

だったら最初のアナウンスの時に、僕がレッドバロンに行きたいと相談したときに、オペレーターは言うべきじゃないの!(怒)

行っちゃうと家には帰れなくなるからいいのかと。普通車壊れて直るかもしれない時に工場行かないの?

SMSで送られてきたサイトにも注意点書いてないし…。

 

言ってみたけど全くダメでした。完全に事務的な対応で訴えていたこちらが虚しくなってきたので諦めました。

皆さんも車両が走行不能になった時は気を付けてください。どこにも寄らずそこから一直線に家に帰りましょう(泣)

 

と、いうことで、自費で電車帰宅です。

さらば、富山。後味悪い旅行になったけどまた来ます。

 

サンダーバードに初めて乗りました。

 

結局、バイクの故障で後半の予定がすべてキャンセル。宿や食事を予約していましたが、共に施設が良心的で事情を話したらキャンセル料は免除してくれました。
かなりの帰宅費用がかかってしまいましたが…。
 
自走不能になった時点でレッドバロンに寄らず帰っていたらと考えるとモヤモヤしますが、まあ、でも考えようですね。
レッドバロンに行ったからこそ、GSX-R250に乗れてご先祖のお墓参りを完了させることができた。
レッカー車のお兄さんから今後役立つ情報を聞くことができた。
 

 

 

そう考えると、良かったのかなと思いました。
 
ZZRはその後最寄りのレッドバロンに搬送され、無事修理完了。
10日後位に僕の元に戻ってきました。
溶解したカプラーの交換、ケーブルの修繕、電圧の制御に関係のあるシリンダーのオーバーホールをしてくれたそうです。
 
色々大変でしたが、修理後走ってみたら特に問題なさそうです。
これでしばらく様子をみて、いずれ今回行けなかった後半の旅行先にZZRと行ってみたいと思います。