• 魔法って何? の第二弾です。

    魔法の国オズにおいて、魔法が色々と出てきます。
    全14巻からなる小説ですから、その数も中々のもの。

    男女逆転魔法(オズマ姫を生かすため)
    猿の帽子(言ったことをかなえてくれる)
    リンキティクの魔法の真珠。
    グリンダの使う様々な魔法

    直接ではありませんが、魔法の国として独特なものに。

    死なない、痛くない(人→きこりに変化する過程。カカシ)
    飢え死にしない?(腹ペコタイガー。肉食獣が食べなくても平気)

    書いていくとキリがないので、この程度で。
    私の記憶力にも限界がきております。

    作中で、最も有名で強力な魔法の道具が、ドロシーがはいていた【銀の靴】です。
    カカトを打ち付けることで、瞬間移動ができるという夢のアイテム。
    詳細は不明で、実際にはなんでも願いがかなうという話もあったとか。
    しかし、これは一巻目で砂漠の中に消えてしまいました。

    これほど魔法と神秘と力に満ち溢れた世界がオズです。
    二巻以降も、魔法的な危機がオズに襲い掛かります。

    この危機を救っていくのが、ドロシーです。
    最強の魔女としてドロシーの名声はうなぎのぼり。
    魔女のグリンダも一目を置いている様子。
    オズの王女である、オズマ姫も頼りにしている様子。
    しかし、ドロシーは魔法を一切使っていません。

    なぜ、ドロシーは最高の魔女なのか?

    この問いに対して、作者であるライマン・フランクボームはこう答えたそうです。

    最高の魔法とは【ドロシーの素直な心】である。

    童話作家らしい答えだな、と当時は納得したり。
    子供だましだと、一笑に付したり。

    これは、オズの魔法使いの最終巻を読めば、納得の行く返答であり、オズの魔法使いのテーマでもあります。

    ですが、歴史の勉強をしていくと、この考えが的を射ていること気づかされました。
    次回はその辺りの話をまとめてみます。