失恋哀歌シリーズ ｐａｒｔ10 カボチャ大王

女の子が男の子に告白した
男の子は好きな証拠をみせろという
女の子は絵をかいて、手紙を送った
男の子は信じない
女の子は美術部に入って、アクセサリーを作り始めた
自分の才能を生かして、愛の証拠をみせようとしたのだ

しかし、女の子はフラれた
別の女の子に恋した男の子をとられたのだ
「おまえはオタクでひきこもりだから、愛をあらわすのに物で証明しないといけないんだよな」
女の子の芸術品は理解されなかった
ずっとおしゃべりをしてギャグをいいあっていたことから、その相手の女の子と仲良くなって付き合うようになったのだ
おしゃべりしていたら、証明する物をみせろといった男の子のために物をつくったのに、おしゃべりに負けたのだ

女の子は、物を作りつづけたから、みんなから親しみをこめて「かぼちゃ大王」と呼ばれるようになった
今も女の子の作ったかぼちゃが校内をろうそくの火で照らして、恋人達を見守っているのだという・・・
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