彼女は彼の元に走った
かかとが壊れて走れなくなったハイヒールを脱ぎ捨てて走るしかなかったのだ

彼女と彼は愛し合っていた
しかし、彼女が仕事先で上司と同じ車にのって、レストランで食事して笑っていたことを彼は許すことはなかった
嫉妬というよりも、彼に人生の挫折をみせつけてしまった
彼は名もない画学生だった
社会をよくするために絵もかけば恋もする
彼が彼女を夢の世界にいざなうために描こうとした風景にそのレストランが写った
彼は走り出して、その場から消えた

彼女は後日になって、彼の失踪を知った
別れの手紙をバッグにつめて、彼がのるであろう電車に向かって走っていった
ハイヒールは無残にもかかとをなくす
彼女は裸足になってわかってもらおうとした
しかし、彼が戻ることはなかったという

人々いわく、罪をつぐなう道を歩くための靴はなんぞや?
人はどの道を歩いたら罪と縁がきれるのだろうか?
ただひとつ、愛があったという足跡とさびしさを残すのみ
それが罪を歩く者の道だという

自分も人様にみせられるような夢の楽園をかきたいです
ええ、どうせケーキやピザの楽園世界ですよ( ´艸`)

声優デパート!お勧め品を激安販売!!