その男は太陽を盗んだ
復讐した相手が疲れて、男に食べ物を運んでくるときにも殴ってとりあげたのだ
だから、男は自分の子分となるべくパートナーの太陽も奪ったことになるのである

男は復讐をしようと思った
出来事は些細なことだったのだ
昔から自分にだけはアイスクリームをわけてくれないなどの嫌がらせをしてきたいじめっ子と長年の付き合いに終止符がうたれたのは秋のころだったろうか

仕事をとられた、会社の契約先に手をまわしたという疑いから、社会人になって報復をはじめる
大学が違うからたいていは仕事先にあうなんてほうがおかしいものだが、男と、「男の奴隷」は違った

一方的に謝罪と謝礼を要求して、奴隷の小さい商店を経営破綻においこむのは簡単だったのだろう
奴隷は社会的立場にたって、奉仕を続けた

だが、男には憎しみとは売り物である
他人に見栄をはるために、強者と栄華をみせつけて奴隷をなぶったのだ
もはや男には、一瞬の儚さも夢もない
憎しみのない世界が社会人の世界とマーケットにのりだした商人の姿はどこにもない

結局、会社を混乱におとしめた責任をとらされてリストラされた
安い労働力を求めなければ、マーケットは安定しなかったのに復讐者として皇帝の地位についたのだ
復讐が終わるころには、奴隷は貢物をもってくるようになっていたのに、それでもぶったのだ

終わらない憎しみを作ったものとして、人々は「太陽を盗んだ男」と嘲笑した
平和の夜明けをつげる鐘もなりひびかねば、平和の夜明けをみせる太陽も昇らない
憎しみを利用しようとして、終わらせなかった男は自分の社会的地位をも失った
もう皇帝でもなんでもないのだ

限度額がつけられない憎悪はいらないということですね

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