「エクサバイト」 服部真澄 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

エクサバイト/服部 真澄
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最近の服部真澄の作品は
時代物が続いていたので
このまま時代物のほうにいってしまうのかなと
思っていたら、ミステリーの世界に戻ってきてくれた。
何となく時代物には抵抗感があって
好きな作家でも躊躇してしまう。

このエクサバイトは近未来、2025年の物語。
「ヴィジブル・ユニット」という超小型カメラを額に着け、
それを記録する媒体を体に埋め込み
それを装着した人の全てを記録するというもの。

ちなみにエクサバイトとは情報の単位で、
1エクサバイト=100万テラバイト=10億ギガバイト。

この個人の記録をビジネスにしようと試みる事から端を発し、
「ヴィジブル・ユニット」自体の真の目的が明らかにされていく。

という展開だけど、最初は引き込まれるように読んでたけど、
途中で色んなからくりが読めてしまって、
最後はあまりにも予想通り過ぎて飽きてしまった。

「GMO(文庫ではエルドラドに名称変更)」
エル・ドラド〈上〉 (新潮文庫)/服部 真澄
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エル・ドラド〈下〉 (新潮文庫)/服部 真澄
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「ディールメーカー」「龍の契り」など、
結構好きな作品が多いだけに、
次回作は最後まで期待を裏切るような
ストーリー展開を期待したい。

というか次の作品「ポジ・スパイラル」っていう作品が
もう出てるんです。
こちらは地球温暖化について書かれた作品。

ポジ・スパイラル/服部真澄
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その前に麻生幾の「特命」を読まなければ。
こちらは洞爺湖サミットについて書かれた警察小説。

特命/麻生 幾
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