
このアルバムを聴き終わったとき、
いや聴いている最中から
「俺はもう死んでもいい」と思った。
実際にそれを口にしていた。
そして曲が全て終わったときには
目頭が熱くなっていた。
出会ってしまった・・・
俺の中で最高の音楽に。
かのジャイルス・ピーターソンも
「こんなに沢山の素晴らしいジャズの曲を聴いたのは久しぶりだ」
と言っている。
俺にとって完璧なアルバムだ。
俺の音楽人生の全てのランキングを塗り替えた。
しかもこのアルバムはピアノ、ベース、ドラムの
トリオ編成とは思えないサウンドを紡ぎ出している。
悲しいけれどどんな言葉でも語り尽くことができない。
1枚だけCDを持って行けるとしたら、
と言う質問に迷わず答えることが出来るし、
俺が死んだときはこのアルバムを棺に入れて欲しい。
日本人がここまで凄いJAZZアルバムを
作ることが出来るなんて思っていなかったし、
自分の中の最高のアルバムが
JAZZアルバムになるとも思っていなかった。
ちょっとは俺も成長したのかな。