「映画篇」 金城一紀 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

映画篇
映画篇 金城 一紀

集英社 2007-07
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おすすめ平均 star
star映画って、あまり観ないんだよね。だけど・・・
star最初の一篇
star154ページ「保釈金」の説明が事実と異なる!

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金城一紀はデビュー作の「GO」から読んでいる。
好きな作家の一人だ。

本屋に平積みされているの本の中から
「GO」がとっさに目に飛び込んできた。
かなり強烈に・・・
何故なら下の名前が同じだから。
読み方は違うけど、この名前を公の場で
目にすることは滅多にない。
だから余計に印象に残った。

この「映画篇」、帯に金城一紀の最高傑作と書いてあった。
実際に読んでみて、

マジで最高傑作!!

短編なんだけど、それぞれが繋がっていて、
最後の短編はそれまでの短編を束ねる構成となっている。
おまけに大好きな映画がテーマなので
深く深く共感できるところが沢山あった。
それと「対話篇」の内容もちょっと盛り込まれていた。

それ以上に、この本を読んでて何度泣きそうになったことか。
取りあえず電車の中なので、どうにかこらえたけど、
家で読んでいたら間違いなく泣いていただろう。
妻にそのことを告げたら、妻も同じ様なことを言っていた。
(妻が先に読んでいた)


泣ける本=よい本

ではないと思う。
泣けなくてもよい本はいっぱいある。
ただ、俺の中で泣ける本がよい本である確率は高い。

何はともあれ、もっともっとよい本に出会いたいぜ!!

年末か年始めに

・2007年ベストBook
・2007年ベストMovie
・2007年ベストCD

をやりたいな。

ちなみにベストMovieはもう決まってる。
かなりすごい映画。(俺的に)
年内にこれ以上のものは出てこないでしょう。
ちなみにこのブログのレビューで書いてあるものです
なんの映画かはその時までお楽しみに。