「WORKS’95-’05」 砂原良徳 | When Poets Dreamed of Angels

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変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

砂原良徳
WORKS’95-’05
今日の通勤ミュージックは
砂原良徳「WORKS’95-’05」
2007年リリース

砂原良徳としてこれまで出した4枚のアルバムと
彼がRe-Mixやプロデュースした作品を集めたベスト盤。

先日、打ち込み音楽について批判的な事を書いたが、
今回、この作品を聴いて考え方がちょっと変わった。
確かに今良く聴かれている
ハウス系クラブミュージックについて言えば、
どれも同じような感じで面白みがない。
要するにそれなりにメロディアスで、ノリが良ければOK、
みたいな・・・

しかし、それは打ち込み系全部が良くないのではなく、
打ち込みはただの手段であって、
手軽に音楽を作るためのものでもなく、
ノリを重視したビートを生み出すものでもないものも存在する。

砂原良徳のアルバムは彼の世界観を巧みに表現した作品だ。
ノリがいいとかメロディアスとかそういうものは一切排除され、
音楽そのものの良さを改めて感じさせてくれる。

今回の作品はベストなので、それぞれのアルバムから
おいしいところを持ってきているが、
個々のアルバムはテーマが設けられて
ある種のストーリーが展開されている。

色んな音楽を聴いているが、
波があってその時その時で聴きたいものが変わるから、
今後、ハウス系クラブミュージックモードにはいることもあるだろう。
ただ自分が本当にいいものは数少なく、
そこには一貫した俺のこだわりみたいなものがある。
それは今後も変わることはないだろう。

今は、David Sylvianの来日を楽しみにしている毎日。
(チケットが入手できるか分からないけど・・・)