- Roxy Music
- Flesh + Blood
1980年リリース。
このアルバムはRoxy Musicの中で2番目に好きなアルバム。
次作の最高傑作とよばれる「Avalon」に繋がっていくような雰囲気が漂っている。
Roxy Musicは76年にいったん解散している。
この作品は再結成後の2作目に当たる。
確かに再結成後の1作目「Manufesto」から
それまでのRoxyとは雰囲気が違っている。
このとき既にベクトルは最高傑作である「AVALON」に
向かっている。
前作までの6作品(ライブ盤は除く)には捨て曲が
何曲かあったが、このアルバムからは全曲、安心して聴ける。
特に再結成後からは凄く丁寧な作りになっている気がする。
こういうアルバムが70年代後半にはあったと思うと、
今の音楽の作り手はテクノロジーに
身を委ね過ぎている気がしてならない。
手を抜いていると言ってるわけではないが、
上手く言えないけど、音楽に対する向き合う心に
大きな違いがある、そんな気がしてならない。
何はともあれ、こういう音楽を知ることが出来る
世代に生まれて良かったと思っている。