「Manabu Miyahara」 宮原学 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

やっと手に入れることが出来た。

ヤフオクでずーっと監視してたけどモノが出てこない。


もしかしたらと思ってAmazonを覗いてみたら、

マーケットプレイス(中古)に出品されていた。


定価より高くて帯もなかったけど、即購入。

曲名を見ると彼らしくないタイトルがいくつかあったから

詞は誰かに書いてもらっているんだなと推測。


モノが届いて早速クレジットを見てみると、

思った通り半分くらいの詞は他人名義。

共作を含めると本人が書いてる詞は1,2曲だけ。


曲の方はハードな曲はほとんどなく、

しっとりとしたミディアムテンポの曲がほとんど。

ディストーションやオーバードライブで

ギターの音を歪ませた曲はほとんどない。

しかも本物のストリングスを使った曲が2,3曲あった。

これは意外。


今までのギターアルバムとは違い、

楽曲を前面に出したアルバムにしたかったのだろう。


確かにソングライティングの技術は以前より上がっていると思うけど、

それで勝負するにはまだもの足りなさを感じてしまう。

もう少しメロディアスだったり、人を引きつけるメロディー展開の方法等の

ソングライティングレベルの向上が必要だと感じる。

彼の良さはギターアレンジにあると思うから、

そこを生かして欲しかった。


とはいえ、孤独感、諦観、虚無感に包まれて

疲れた俺にはぴったりだ。

暫くヘビーローテーションになるだろう。


発売当時買っていてもこのアルバムの良さは

多分理解できなかっただろうな。

今の俺だから分かるこのアルバムの良さ。

歳を取ることもそんなに悪い事じゃない、

そんな風に思った。