殯の森 | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

今年のカンヌ映画祭でグランプリ(審査員特別賞)を
獲得した「殯の森」を観た。
たまたまNHKで放送されることを知り、
ハイビジョンで録画してみた。

緑がとてもキレイで風景だけでも十分楽しめる。

河瀬直美の作品で観たことのあるのは
「萌の朱雀」と「火垂」。
ちなみに「萌の朱雀」はカンヌでカメラドール(新人賞)を取った作品。

どの作品にも言えることだけど、
視覚で直接的に捕らえるのではなく、
感覚で間接的に捕らえるものになっている。

「殯の森」はカンヌだから賞を取れたと思う。
以前から思っていたことだけど、
フランス人の感覚と日本人の感覚は似ているところが
あると思っている。
アメリカでは話題にも上らないだろう。

とはいえ日本でもヒットしないんだろうな。
まぁそういう映画でもないし・・・

賞や観客動員数だけが話題になってしまう日本、
映画の内容をちゃんと評価する人が増えてもいいんじゃないかな。