4/20 Music for a comfortable day | When Poets Dreamed of Angels

When Poets Dreamed of Angels

変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

初秋


今日の通勤ミュージックは

浜田省吾「初秋」

2003年リリース。


バラードシリーズの第4弾。


20代が主人公の曲を集めた「Sand Castle」

30代が主人公の曲を集めた「Wasted Tears」

10代が主人公の曲を集めた「Edge Of The Knife」


に続く40代を主人公にした曲を集め

リメイクした企画もの。

さすがに40代を主人公にした歌を作っているのは

そんなにいないと思う。

このアルバムは浜田省吾だから

出来たんじゃないかなって思う。


40代、この年代には様々なドラマが渦巻いている。

配偶者との死別、離婚、自分自身が病気を煩ったり、

恋することに臆病になったり、自分がしていることに自信がないのに

働き盛りとして会社や社会を背負っていかなければならない。

そして成長した子供たちが少しずつ疎遠になっていく。


喪失感、虚無感、諦観、絶望感、

そして未来や希望も見失ってしまう事が多い。

そんなものを常に抱えながら生きている。


そういう歌がこのアルバムには詰まっている。


完成することのないパズルの前で

足りないピースを探し続けてる。

自分の人生を形作るために必死に探し続ける。

それは決して手に入れられないのかもしれない。

そういうピースもある。


でもそのパズルはもしかしたら未完成のままのほうが

素晴らしいできだったりするかもしれない。

そして幸せだったりするのかもしれない。


完全な人生なんて手に入れることが出来る人は限られてるし、

そんなもの手に入れる必要もないのかも。

もちろんそういう人ばかりじゃないけどね。
充実した40代を送ってる人も沢山いる。


ある人はこう言ってた。


「人生なんてどうやったってねじ曲がっちゃうものさ」


Life is spiral.