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「ホテルルワンダ」「ルワンダの涙」といいこの手の映画が多いなぁ。
とりあえずあらすじ。
スコットランドの医学校を卒業したニコラス・ギャリガンは、志を胸に、
ウガンダにある診療所で働く道を選んだ。時は1971年。
軍事クーデターによってオボテ政権が倒れ、イギリスの支援を受けたイディ・アミンが、
新ウガンダ大統領の座についた直後のことだ。軍隊のヒーローであるアミンは、
国民の期待を一身に集める希望の星だ。そんな彼が、
診療所の近くで演説すると聞き、興味を抱いて出かけて行くニコラス。
熱弁をふるうアミンのカリスマ性にニコラスは、集まった多くの民衆と同様に
強くひきつけられるのを感じる。そんなニコラスとアミンの運命が
ひとつに交わる出来事が、演説会の直後に起こった…。
アミンは大統領という頂点に上り詰めてしまったことによる孤独感からなのか、
周りを信じられなくなってしまう。
そんな猜疑心だけで身内や側近、そして30万人とも50万人ともいわれる人を
虐殺したというのは理解を超えるものがある。
事実をもとにした映画だけど、ニコラスはこの映画のために設定された人物らしい。
事実とフィクションが混在してるみたいだけど、とりあえずアミンが行った虐殺行為の酷さは
スクリーンを通じてダイレクトに伝わってきた。
といってもアミンだけが悪いのではなくアフリカに根ざすさまざまな問題が絡んでいるのだろう。
アミンを演じたフォレスト・ウイッテカーはこの作品で見事、
アカデミー賞主演男優賞、ゴールデングローブ男優賞、英国アカデミー賞をはじめ、
多くの男優賞を総なめにした。これだけの賞を獲得しただけあり、迫真の演技だった。
まぁこういう事が有ったなんてこの映画を観るまでは知らなかったし、
アフリカにはまだまだこういった虐殺の歴史みたいなのが、
沢山有るのだろうか?
うやむやになるのもなんだかなぁって気がするし、
映画化などにすることによってこういった歴史を忘れてはいけない、
というのも判るけど・・・
難しいなぁ・・・