成城石井の豆腐 | When Poets Dreamed of Angels

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変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。


成城石井の豆腐


近所の商店街っぽいところに豆腐屋が2軒あるんだけど、

どっちがおいしいか食べ比べてみた。

1件はある人から薦められたお店。

「うーん・・・」

「どっちも同じだな」

「違いが分からない」

大豆のうまみみたいのが、伝わってこなかった。

子供の頃食べてた豆腐の味はもっと違っていたような気がしたけど、

豆腐屋さんで買う豆腐だからきっと俺の味覚感覚が麻痺してるんだろうって思った。

だけど、俺は見逃さなかった。豆腐屋さんに「消泡剤使用」って書いてあることを。

先日、成城石井で買い物して置いてあった冊子をもらって帰ってきた。

その冊子には成城石井オリジナルの商品の紹介があった。

その一つに豆腐が取り上げられていた。

そこには豆腐作りへのこだわりが記述されていた。

ネットで「成城石井 豆腐」検索したら

成城石井のサイトに豆腐職人さんのコメントがあった。

http://seijoishiiblog.com/?eid=7367


「現在の食品は自然界に存在しなかったような添加物を使って
食品を長持ちさせたり、姿よく仕上げているものが沢山あります。

時間をかけず、効率よく、手間もかけず、
大量生産できるものは職人の技も必要ありません。
味のぶれもほとんど無く、一定の品質を保つこともできます。
価格も安価で家庭のお財布も助かります。

しかし、私はどんなに手間がかかろうと
どんなに効率が悪いといわれても
今のお豆腐作りを変えるつもりはありません


たとえば砕いた大豆を煮沸する際に生じる泡を
「消泡剤」を使って消すこと。
消泡剤はシリコンの液体であったり、
廃油(酸化した油)であったり、
自然界のものではありません。
それが全て悪いこととは私は言いませんが、
私は絶対に使用しません。」

やっぱり消泡剤って良くないんじゃん。


これを読んで翌日成城石井に豆腐を買いに行った。

(成城石井まで行くのに車で30分以上掛かる)

値段は少し高めだが、仕方ない。良いものはどうしても値段が高くなってしまう。

当然と言えば当然である。


買ってきた豆腐を奴で食べた。豆腐その物の味を確かめるため。


「うまい・・・」

「豆腐の味ってこれだよ。子供の頃食べてた豆腐ってこんな味だった。」


チョー感動。


スーパーで売ってる豆腐が大量生産の産物だから、おいしくないのは仕方ないのかもしれない。

でも、町の豆腐屋さんまでもがこだわりを捨てて安価な豆腐作りのシステムに

取り込まれてしまっているのは非常に残念。


でも、豆腐を食べるのに往復1時間以上かけて買いに行くのもなぁ・・・

近所においしい豆腐屋さん出来ないかなぁ。