「失われた町」 三崎亜記 | When Poets Dreamed of Angels

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変わらないものはない、終わらないものもない。だけど永遠につづくものがきっとある。そう信じていたい。

失われた町/三崎 亜記
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著者のデビュー作である「となり町戦争」続き、今回も町もの。

ただ前作と大きく違うのは、文章に力がみなぎっているような気がする。

「となり町戦争」では戦争が概念でしか語られいないような気がして、「なんかよく分からない状態」。

今作も「町の消滅」という概念的なものかなと読み進めたが、町の消滅やそれにまつわる人々の設定も

疑問を抱かせるものがなかった。また、エピローグ、プロローグを上手く組み合わせいて、最後まで楽しめた。


良くできている作品だ。今年読んだ本の中でベスト5に入ると思う。

村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」に匹敵するとまではいわないが、

それに近い出来映えだと思う。


ちなみにデビュー作の「となり町戦争」は映画化され、近々公開される。主役が原田知世と江口洋介って・・・

本のイメージからすると一世代下だと思うんだけど。

まぁあのストーリーをどうやって映画化したのか怖いもの見たさで、観てみたい気がする。