ダークキャラコレクション② | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

モラハラ&パワハラ親父と決別するために性転換&名前変換したヤスミン。


彼もとい彼女は ラマリアの町で しばし暮らすことにした。

なぜならコドラ(小さな恐竜みたいなドラゴンの乗り物)や 空飛ぶ乗り物動物(ワイバーン)もいる世界だ。

そして マジックネットカフェ という不思議なモニターにパソコンとか 異世界のアイテムを使えば YouTubeとやら?不思議な世界を閲覧することができたからだ。

寝泊まりも 安かった。
ドリンクバーなども あった。
ドリンクバーには 「スライムエキスドリンク」や「食中植物モンスターエキス」「キマイラのスープ」など珍メニューもあった。

ヤスミンは性転換してから やたらと 男がほしい 男と付き合いたい と 性欲が剥き出しになった。

YouTubeで どこの世界かわからぬがジャニーズの動画を見て大興奮していたようだ。

一方でルヒョンもラマリアの町に飛ばされたようだ。

「とにかく助かった! って これから どこへ行けばいいんだろう?」

ラマリアの町は 四季の花々が美しく咲き乱れ 水車小屋も 多く 渓流の水も 輝くほど美しい。
マジックネットカフェに電動自転車に 銃やバズーカーなど 異文化な雰囲気が建物からも伝わってきた。

建物は 2000年代日本風な建物とか60年代アメリカ風な建物もあった。 
飲食店も スタイリッシュなタピオカドリンクとか出てきそうなカフェも実際あったようだ。

ディスコクラブ「マハラジャナイト」という
これまた 異文化な雰囲気の踊り場も あった。

24時間も営業する「ロートク」というコンビニもあった。
そこでは 改心したモンスターらが店員さんで
おにぎりから 化粧品から書籍から便利なものをたくさん売っていたそうな。

「色々 異文化な雰囲気だが とにかく面白い街だ。
銃って オレらのヒューチャーワールドのヒューチャー村には ない逸品だ。 銃スキルを身に付けたいものだ。」
日本の警察が扱うような小型銃を片手に
ルヒョンは 意味深な雰囲気の笑みを浮かべた。

ルヒョンが銃を不思議そうに見ていると「ロートク」に ダンボール箱を被った強盗が はがねの剣で なんか生理的に 関わりたくない女の首を締めながら入ってきた。


「動くな!金をよこせ! 今 ロートクの外で 適当に 人質を捕まえた。 この人質の命が惜しければ 金をよこせ店員、いや もと いかがわしいモンスターどもめ」

大目玉と不思議な触手を何本も持つモンスターは
カッカして 魔物バリバリ時代の 目玉からの光線で強盗を 焼き払いたくて仕方なかったようだ。

河童の店員は 水があれば その強盗を溺死させてやりたいオーラで 溢れていた。

そこに 店長らしき ウサギが 入ってきて こういった。

大目玉さん、河童さん お客様の前ですよ。
そう カッカしなさんな
笑顔で 笑顔で


なぜか そのウサギ店長を 見た途端
強盗は
「なにっ! まさか  キサマは キサマは」
と言って 負のオーラで あふれた女の首を締めながら ロートクを出た。

ルヒョンは あまりに警察が持つ銃が気に入ったのか
銃を 思わず 持ったまま ロートクから出てしまったようだ。

「助けてくれ」
男みたいな匂いがする でも よくみると女性
しかも30代後半 か 若く見積もって28くらいの女性に ルヒョンは助けを求められた。

でも生理的に受け付けないから ルヒョンは 何事もなかったように その人質から 目をそらして逃げた。

ルヒョンは 警察が扱うような銃を どさくさに紛れて盗めたので 悪いことをしたはずなのに 大興奮していた。

そこから20mも いかない宿屋の外で 20歳くらいの 元恋人アリアにも似た女性が 大ガエルに 大ウミウシに
食中植物の魔物に襲われていた。

「助けてーー うちの宿に 魔物がーーっ」

ルヒョンは 生死不明のアリアにも似た女性を助けるため 全力で その宿に 駆けつけた。

それを遠目で見てしまったヤスミンも 女になっても剣術の腕は変わってないことに気づいたのか 腰に ぶら下げた レイピアを抜き強盗の横腹を 突き刺し
 さらに掌から 闇のオーラの波動で包み込み
そのまま えいっと 叫んだら強盗は 爆発した。

そしてヤスミンは ルヒョンの後をつけた。

(さっきは私を助けなかった男だが、あの手の顔とスタイルは 私の超タイプじゃわ)
ヤスミンは 心の中でつぶやいた。

ルヒョンは 剣術ではなく 銃を生まれて初めて魔物に向かって発砲した。

ズドン
バキュン! プスッ!

弱い魔物でも あったせいか 銃の引き金を引くたびに
魔物が一匹
一匹と 倒れる様は 圧巻だったようだ。

銃を初めて扱い興奮気味のルヒョンに向かってエターシャと名乗る青いロングヘアー くりくりのタレ目、小柄で なかなかの巨乳の彼女は ルヒョンの前で 頰を 染めながら
お礼を言った。

ルヒョンとエターシャは 初対面なのに不思議と意気投合した。
お互い過去のエピソードとか 趣味とか 色々盛り上がっていた。

そして夜がきた。

「ルヒョンさん 今日は 帰られるんですか? また お会いすることはできますか?」

「ああ もちろん私は エターシャに 会いにいくよ。
毎日でも 会いたい。 なんだろう。
私は おまえと 昔から繋がっていた気がするんだ。」

「まぁ それが女性への口説き文句かしら?
女なら 誰でもいいのかしら?」

「いや、特別な人にしかオレは そんなキザなセリフは 吐かない。 ましてや さっきも盛り上がった女だったら死んでも そんなセリフを言うものか」

「さっきの女? あっ? ロートクで人質に捕らわれてたらしい女性ね。」

「あぁ なんつーか そのー 生理的に受け付けないんだわ。 絡みたくないって感じでさぁ」


エターシャの宿屋の外で なんとかルヒョンの声を盗み聞きしていたヤスミン。

そこに あろうことか 魔物の 親玉が現れた。

この世のものとは思えないほどの大きさの犬(ガルフ)と リーゼントヘアーでサングラス、龍のタトゥーが腕に彫られた 能島が 宿前にきた。

「おい! 我が部下  鎧の強盗マン と 大ガエルと大ウミウシと 食中植物ぴーちゃんを 殺したのは てめえか?
なんか てめぇ くせえぞ」

能島は拳をボキボキ鳴らしながら ヤスミンを睨みつけた。


ガルフは獣神化モードになり シベリアンハスキーの身体の通常モードに 獅子舞が合成されたような 翼付きの真の魔物の姿に変身していた。

「誤解です。 私じゃありません。 この宿屋の中の 女です。 この宿屋の男と私は あなたの部下の魔物を必死で守ったんです」

ヤスミンは こいつらには 絶対 かなわないという直感が働いた。
なおかつ 宿屋のエターシャさえ いなくなれば自分にもルヒョンを奪えるチャンスがあると 見て 咄嗟に気の利いた悪嘘をついた。
さらに ヤスミンの黒魔法「写経閻魔の術」
により エターシャの画像が ヤスミンの口から ぽろっと 吐き出された。

ヤスミンの口から吐き出された プリクラ風?な紙と画用紙にはエターシャの イラストがモノクロ風に描かれているではないか

「この人だけ襲ってください。そうです。こいつが犯人です。 あ、へんな犯人 だからへんな犯人。」
ヤスミンは どことなく
不思議な踊りを踊るモンスター(パペット木人形)風に 能島の前で踊って歌も歌ってみせた。

ヤスミンは母親側から 宗教にちなんだ心理学も学んできたので 卑怯な心理戦なども 得意としていたようだ。

「なるほどなぁ では 宿屋の者たちを襲うぞガルフ」

「ちょっと待った! 宿屋の女だけ 襲ってください。
絶対 宿屋のイケメンの若者は襲わないでください」

「わかった!男と男の約束な。 オレ こう見えて義理堅いんだわ」

能島は 拳と拳を ヤスミンに合わせるような動作を取った。

ヤスミンも 能島の拳に拳を合わせようとするが
その寸前に こう言った。

「ありがとうござい……って 男と男の約束って ちげーよ。 私は女じゃわい」

「あっ 悪い 私としたことが……すまねぇ おめえ女だったな ははははは笑」

能島は ごまかし笑いをしながら宿屋の奥にガルフとともに突入した。

そして ルヒョンが帰ろうとしていた その時
能島らは 宿屋の受付に出現した。

「我らは閻魔の使徒6神衆」
嬢ちゃん 我が可愛いい部下を殺した おとしまい つけさせろや!」

「ええーっ!? なんのことですか?濡れ衣です」
エターシャは 狐に突かれたような表情をして きょとーんとしている。

肝心なルヒョンは 能島とガルフの この世のものとは思えないほどの凶悪なオーラの前に 言葉さえ出てこない。
下手に何か発言すれば 首が飛ぶ。
そんな予感しかしなかったからだ。

銃がある……だが銃スキルもないし 外される未来が見えた。
(クソゥ 身体が 奴らの念に負けて動かない オレが もっと強ければ うう 今のままで 勝てない 逆に殺される
悔しい  悔しい  奴らやり 強くなって いずれ 裁判官みたいに なって 奴らを捕まえたい…… が 今は絶対無理……オレは無力  オレは弱い)

少しの時間なのにルヒョンは 心の中で 物凄く膨大な つぶやきを発していた。

「ルヒョン  ルヒョン  助けて  助けてよ」

エターシャは 涙をこぼしている。

「おい あんちゃんよお おめえ こっちみて睨んでないか? まさか この女と関係あんの? 」

「いえ ぼ、ぼく……もとい わ、たし  は その人と無関係です。 」

「そっか まぁ そんなことは オレたちにとってどおでもいい。 さっさと殺れ ガルフ」

ガルルルルル
きゃあああああ

猛獣の 雄叫びと 若き女性の 叫び声が宿屋のはるか遠くまで聞こえた。


そして 颯爽と エターシャを喰ったガルフと それを指示した能島は 宿屋を去っていった。

くっそ  くっそーーー くそったれーー


それから数分後
ルヒョンは 狂ったように 宿屋の床に拳で穴を開け
食器とかを 壁に投げまくり
紙をくしゃくしゃにしたり
暴れまくっていた。

そんな時に 強盗していた魔物に襲われていた 女が入ってきた。

しかも いかにも偶然を その女は装っていた。

「おや どうされたんですか? すごい お困りのようで
話なら聞きますよ」

生理的に受け付けないヤスミン。
だが 今は ルヒョンの弱い自分、トラブルの嵐、色々 話したくていけない心境になっていた。
なのでヤスミンに 宿屋で夜遅くまで
酒でも飲みながら語り合った。


そして あまりに心理学を用いた内容で ルヒョンを うまく手玉に取るヤスミン。
ルヒョンは 不思議なヤスミンの術中にハマり まんざらでもない 良い女に 酒の力もあったせいか 思えてきた。

そして夜中の2時ごろ。

「私 そろそろおいとましますね。ルヒョンさん 色々 疲れたことだし 今日は よく寝てくださいね」

「ああ ありがとう」

そしてヤスミンが帰ろうとした矢先

はぁあ 
うっ 

ヤスミンは千鳥足になり ルヒョンに 寄りかかった。

ルヒョンは あきらかに酔ったヤスミンに 下心もわいてきて こう言った。

「せっかくなんで今晩  この宿屋で休んで行かないか?
エターシャから なんと5回分 アルコール&ドリンクバーと宿屋無料券もらっていたので オレたち 酒だけでなく泊まることもできるからさぁ」

一瞬 計画通りと思って にゃっと笑みを 見せるヤスミン。

しかし そのあとは大げさにルヒョンにバレない程度 酔っ払ったフリをした。

そしてヤスミンをベッドに連れ込んだら ヤスミンは こう言った。

「抜いてあげましょうか? 疲れていますよね。
私 裸になりますから」

はぁ?  あっ うん  よろしく


断ることもできたはずだが、ルヒョンは 今から引き返せなく 思わずヤスミンの その言葉に乗ってしまった。

でも やはり ルヒョンも酔いが覚めてきたのか ヤスミンが脱ごうが何してこようが 
不快な気持ちが してきた。

ヤスミンは ルヒョンが反応するかと思って 色々
ルヒョンに近づいてくるが
酔いが覚めれば 余計に現実がわかり
今の エターシャ亡き世界という弱みに付け込んできたヤスミンに憎しみさえ湧いてきた。

「ルヒョンさん。 発射するまで はなさんし こういうことをしたなら付き合ってもらいますから。」

「だが それ断る!」

「はぁん?おめえ それ 誰に向かって言よん?
あのなぁ オレはなぁ ほんとは男だった。
ここで カミングアウトするわ!
で、閻魔の使徒らとも繋がりがあるから。
うちら 付き合わんことになったら おまえ死ぬぞ。
付き合うんなら閻魔の使徒から オレが守ってやる」

ヤスミンは 閻魔の使徒と繋がりもないが心理戦のため あえて嘘をついた。

でも それ以外は本心を男時代の言葉で強くルヒョンに 言った。

ルヒョンは ひぇ  ひゃああ

くるな  くるなや……

急いで荷物をまとめて 怒鳴りながら 宿屋を立ち去った。

そして ルヒョンは それから2年は ヤスミンと会うことはなかった。

剣や魔法のスキルをアップしてたら そのイベントでヤスミンと会うかもしれないので あえて銃での大会とか ピストル好き集まれ会などに参加するようになっていた。

ヤスミンは 超タイプのルヒョンと再会したいが ために 霊能者として評判高い ロートクのウサギ店長(雪代あっくん)に アドバイスを求めにいった。

雪代あっくん「タロットで調べたんだが ヤスミンと ルヒョンは将来は 大げんかの末 生死の境を越えて 永遠の愛を結ぶと出たぞよ」

「マジで? 」

「おぅ マジだ。 てかさあ ヤスミンさんよぉ ルヒョンさんとエターナルラブになるには high-riskを伴うが いいのか? 普通 そんなクレイジーなことは やらないぜ?」

「オレは いや、わ 私は 昔から 父親のヤクザなマインドなので 義理は固い!high-risk それがどうした!!

「マジかょお だがなあ そのためには これから3年間は普段着は とっても破廉恥な格好で毎日 暮らす必要がある。 無理ならやめておけ。
でも やるなら徹底してやるんだ。
さもなければ 魔法のルヒョンとの引き寄せ契約は 無しにする」

「わかった。 なんだ?その破廉恥な格好とは?
その衣装を毎日着て暮らせば ルヒョンと 会えるんだな?エターナルラブになれるんだな」

「あぁ そういうように させてもらいます。
この衣装に オレの魔法パワーをそそぎこもう


ポコペン ドドンパ ドレミファ オッパブ セクキャバ ノホウガ キャバクラヨリ ワタシハ スキデシタアルヨ ソープ タカイ タカイ ダピョーーン

意味不明な魔法パワーを 破廉恥な衣装に唱えた
あっくん。

「さっそく この破廉恥な衣装を着なさい」

今からですか? 

「さようだ! 今日からだ」

今日から  オレ  もとい  私は………


勇気を出して 
変態? あっくんの前で 裸になったが
あっくんまるで 反応してない。

すごい ショックだわ

そして着てみたのはいいが……

これは………

ちょっと  いや 鬼がかって

やばいんですけドォ………

果たしてヤスミンが装備した魔法の衣装とは
次回 乞うご期待!

おまけ
性転換する前のヤスミン画像