ウサギとカメリベンジ後編 | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

ウサギは
このまま一気にフェニックスに ゴールまで運んでもらえると思うとニヤニヤが止まらないようだ。

「へへへへ
今回 リベンジ達成まで あと少し〜」



ウサギは 前方に 注意せず
フェニックスに運ばれていたら
思わぬ異変に気付いた。


「おい!ちょっと待てよ〜
そっちは ゴールじゃないよ
スタートだよーー」

フェニックスはゴール地点とスタート地点を間違えて
いたようだ。

フェニックスは 驚いて言った。

「ワシ なあ 天然なんよなぁ。
ゴールとスタート どっちがどっちなのか 未だにわからんのんよ。
不死鳥のくせに……」

「天然すぎだわーーっ! てか 重い甲羅をつけて修行きてただけに 亀さん めっちゃ早い!もうゴール近くに行ってるじゃねえか フェニックスさん 急いで」





スタート地点から 今度こそゴールまで フェニックスに運んでもらえると思ってた


が、 ここで フェニックスが なんと 苦悶の表情を 浮かべた。

「どしたの?フェニックスさん」

「あのぅ  屁をこいてええ?
昨日 いも虫食ったからか 朝から屁が止まらんのんよ」

「屁くらい ええよ 」

プーーーッ



屁から 炎と風属性と毒属性の ガスが
ウサギを 囲んだために

ウサギは
びっくりして
思わず
フェニックスの腕を自ら 払いのけた。











払いのけたのは よかったが
カメは 後20mでゴールするようだ。

「あと20m???
やべぇっ けど 大丈夫。
いかに修行していてても 20mもあれば 断然 僕の方が早いべ」


ウサギは 余裕で 亀を追い越そうと走った。

「へへへへ
やはり 余裕で 僕の勝ちだな。」
あっという間にカメの真後ろまで
到達した ウサギ。
しかもゴールまで 後5mもある。

これは ウサギも勝利を疑わなかった。
ゴール目の前
勝利目の前で、油断していたのかな???


すると突如
カメの尻尾が伸びてきた。




カメ「秘技 ゴムゴムの 尻尾!」

ウサギ「そんなバカなぁ〜っ」

ウサギは ゴムゴムの尻尾により
吹き飛ばされた。



そして その間に カメがゴールした。

「ぶぇえええん 悔しいよぅ。
また負けてもうたわ。」

それから 時は何ヶ月か経過した。
ウサギに二連勝もした
カメは 凄い自信に満ちていた。

カメは
今度は 空を飛んで見たいと思いだした。

もしも〜羽が〜生えてたら〜 あ〜広い 空こえて
知らない世界を見に行こう〜🎵🎵

カメは あの競争の時に知り合った
フェニックスの元を訪ねた。



「あの〜
僕 今度は 空を飛びたいんだけど フェニックスさん 手伝ってくれるかな?」

「チャレンジするってなんでも 素晴らしいですね。
了解です。」

フェニックスに 捕まって
カメは 空を飛んでいるような気持ちになった。

なんて気持ち良いんだ〜
フェニックスさん ちょっと僕を 上空から
離してみて

「いかん!
それだけは
ダメだ!」

「大丈夫。今回もミラクルが 起こり なんか空が飛べそうな予感がするんで」

何度言っても フェニックスが 断るんで
カメは自力で上空から
フェニックスの手を離した。


カメ「うわーーぃ 一人で 空を飛んでる 飛んでる〜」

フェニックス「カメさーーん!!」



そして
その後 カメさんの姿を見たものは

いなかった。


しかし
それから一年後

東の方の国で
玄武という
カメの突然変異した
聖なる亀が
現れたと

フェニックスは 風の噂で聞いたそうな。




THE  END