しかし合コンスタートしてから
なぜか 不思議と波動が同調してる人物が一人いた。
「なんだか 甘くて 美味しいですーーカルーアミルク」
「オレも ガルーダ ガルーダ🎵いや 違うぜ カルーアミルク 甘くて好きだwow wow wow」
ラップのリズムに合わせて 斎藤光一が その見た目通りにノリノリで 美音を見ながら 歌う…
「キモって キモちぃいーー てか すべりました。ごめんなさい。 キモは 意外と美味しいですね」
と ユニークな斎藤光一のラップで 非日常性を少し味わった美音は キモが好きなことを何気に 滑り気味のギャグで言った。
「キモだめし〜 ヘイ! キモだめし〜 オレは おばけじゃないけど 昔 キモいと言われたぜ
ふぅ〜🎵 キモきモキモキ キモが好き!ー
君も好きーー💓」
何気に君も好きーな部分で 軽く斎藤光一は 美音の肩にソフトタッチしてきた。
夢山治虫のパリピなトークと ともーみの ぶっ飛んだトークも 振り向けば盛り上がっていた。
夢山治虫「君って元アイドルだけど ばっくれたって マジっすか!ー?シルバー黄金伝説の企画を」
ともーみ「マジマジマジマジ マジすか学園!」
夢山治虫「Oh〜2年前に 知り合った僧侶より 君の方がノリノリで いいねえいいねえ やるじゃん!」
ともーみ「僧侶って?」
夢山治虫「太融寺の元僧侶の 大乗さんって方かな
彼、今 風の噂では すごいところに いるらしいぜぃ!」
ともーみは ビールを飲みながらグビグビ飲んでたが ビールを 置いて 「ゴゲッ」と ワイルドなゲップをして こう言った。
「その大乗さんって元太融寺の お坊さん 今いづこへ」
夢山治虫「極楽浄土らしぃっす!」
ともーみ「んな アホなぁーー マジっすか?」
夢山治虫「マジマジマジマジ マジすか学園」
ともーみ「それ 私の ギャグだよーー も〜 まいっちんぐ〜」
ともーみは パイレーツのポーズをとりながら言った。
夢山治虫「それ だっちゅーの だよねーー だよねーだよねー いけないかも だよねー🎵」
夢山治虫も 斎藤光一風にラップな歌を唄い出した。
ともーみ「まっ いっか!」
夢山治虫「まいっか も 流行ったジェジェジェ」
ともーみ「じぇじぇじぇ?」
高島沙耶「太融寺の大乗の お弟子さんが 実は あたしの代わりに 串カツレインボーのメンバーになってるんですよ」
夢山治虫らの声が聞こえてきたので ひっそりと沙耶は山田に 喋った!
山田「そうなんですか!?なんか すごく偶然ですね。 88.777分の1くらい ミラクルのような気がします。」
メガネを上下させながら 山田は お硬くつぶやいた。
沙耶「でさぁ その お弟子さん 「エミ」って言うんだけど、元いじめられっ子なんよ。 根暗な歌詞とメロディーが 昔の いじめられた暗い過去を 彼女の曲を聴いたら
めっちゃ伝わってくるのね」
山田「人は いじめられたり 辛いことがあるから その分 大人になって 発散してこそ 生きてる意味がある。」
沙耶「ですよね!んでー 自身を癒すためエミは ヒーラーになったんです。 クリスタルボウル演奏家の演奏として 各地でステージにも立ちイベントにも立ったそうだよ」
山田「癒しとアイドルと どこの誰が考えても 思いつかない滑稽な状況でおられますね。 私なら そんなミスマッチなプロジェクトをけっして 立てません。なぜなら 人類、そんなヒーリングとアイドルを融合させたものは皆無ですから」
沙耶「山田さん なかなかの カタブツっすね(笑)」
いったん ささみチーズとか ソーキそばとか 食べてた箸を止めて さらに 沙耶は ゴクリと唾を飲み込んで 言った。
「エミは天才的であり、クリスタルボウルの🥣倍音と 自身のネクラソングを融合させて ステージに立ったら
若林って 私と 少し付き合った事があるプロデューサーの目に留まったのね」
山田「今までの話の流れの中で その若林殿が 新世界なんちゃらという アイドルのプロデューサーを蹴ってまで エミを 串カツレインボーのメンバーに入れたかった。
なので あなたと 恋仲じゃなくなってても あなたと 顔を合わせると気まづい。
すなわち あなたを首にして エミを 串カツレインボーに若林は入れたという シナリオですね?」
沙耶「ほぼ正解です。 若林は裏のプロデューサーって感じですよ。 なので あたしは 今はアイドルやめて もお 新たな恋に目覚めたいのーー💓」
山田「わたくしで良ければ いつでも 君を支えていきます! あなたの 人生に光をくれるような 瞬オーラは私のテンションゲージを常にMAXにさせてくださる予感もしますので」
眼鏡の下でギラギラと瞳を輝かせながら 山田は言った。
一方で 美音と斎藤光一のトークも 盛り上がっていた。
いや、一目見た時から 不思議と二人は意気投合していたようだ。
「チョコレート好きなんですよ。 ステージとかの練習の後とか 超 チョコアーンパン食べたくなっちゃうの」
「チョコアーンパンで アーーンパンチ! オレも チョコレート好きだよ。 なんかさあ 気持ち的にあがるよね」
「今 一番行きたいところはUSJかな〜 ハリーポッター気になるわあ。」
「ホーーッホッホ 私はスネイプ先生だ! 君たち〜私もハリーポッターの世界好きなのだよ 」
斎藤光一もハリーポッターマニアで マニアすぎてスネイプ先生の モノマネまで披露しだした。
「オレ、こう見えても 癒し系の曲が好きなんだ。
ザナルカンドにてとか エンヤ、ケルティックウーマンとかね」
「すごーい なんかギャップ萌えしちゃいました。」
盛り上がり過ぎた合コン。
それぞれが夢のような時間を過ごしていた。
2時間コース一人3500円もラストオーダーの時間が迫ってきた。
店員さん「閉店30分前となりました。
ラストオーダーをいただきたいのですが!」
斎藤光一「オレそのものが ラストとなるだろう。
ラストかもしれない
だから このラストオーダーに巻かれて 美音に話しておきたい事があるんだ。」
斎藤光一のトークなど 関係なしとほろ酔い以上のほかのメンバーは それぞれ何かしらラストオーダーし始めた。
斎藤光一「オレ、8月2日の土曜日にアメリカに俳優業が決まったので 留学する事になったんだ。
だから もう 美音と 会えない。 なんか 悔しくて…
せっかく こんな初対面で神レベルで 意気投合できたのに…」
光一は両拳に力を入れて軽く震わせていた。
美音「そんな… あなたほど 光一さんほど こんなに 私に夢と希望とか 笑顔を見せてくれた人は いないのに…
亡くなったマミさんにも似てるし… 」
光一「オレも もっと君と語りたい。 いや できることなら いつまでも語りたい。」
美音「どうしても 行くのね… てか 私も そっちにできることなら行きたい…」
美音の心の奥の言葉(ダメだ 何言ってんだ私… まだ今日会ったばかりの人よね… でも 胸が熱くなる。 これ逃すと 私は 心から好きになる人と なかなか巡りあえない予感もする。 なにより 光一さんの テンションは あのマミさんと通じるものがある。 不思議すぎる。 彼とは昔から知り合いのような 気がする。 ダメだ
どうしよう 行かないでほしい 光一さん)
光一「てか 美音ちゃん アイドルフェスって 何日だったっけ? そのフェスで優勝して オレの事は忘れて 絶対 メジャーになってよ!」
美音「8月2日土曜日です。」
光一「はっ?8月2日の土曜日?? オレがフライトする日じゃん……」
美音「そ、そんな……」
光一は 泣きそうになったが 後ろを向いて
あえて頭を振って 溢れそうになる涙を出さないようにごまかした。
そんな切ないやり取りをしていたら 閉店の時間が来た。
夢山治虫「ともーみちゃーーん 今晩 とめてーなあ 僕酔ってもうたわーー」
ともーみ「いいよーーん ウチくるーー?」
夢山治虫「いくいく いくヨーー💓🎵」
沙耶「とりあえず 飲んだんで タクシー拾って帰ります。皆さま お疲れ様でした。 あっ 美音さん!串カツレインボーの エミは 黒髪で おかっぱヘアーで元サッカー選手の バラエティ番組に出てる あの女性タレント風な顔の子だよ。 でも 服装とか 髪型は昭和だよ。 また フェスで見かけたら エミに よろしく 言っておいて。さいなら〜」
沙耶は いち早くタクシーを使って呼んだ。
山田「あれだけ盛り上げておきながら 私が 沙耶さんと出会えた この心の中の湧き上がるマグマのような気持ちを 抑えきれないのでLINE交換しましょうと言った私。
でも 私は めっちゃ楽しかったけど 初対面の人とは 誰とも怖くてLINE交換控えてます。今日は ありがとうございますと 言って 逃げるように帰られた。
私は89%キモかったようだ。 あ〜無念」
ぶつぶつ呟きながら 山田は帰って行った。
美音「帰りたくない… あなたを 離したくないもの」
光一「ダメだ オレ達 恋人同士になれない。いいや
なったらダメなんだ。 もう 戻れなくなるから…
悲しくなるといけないから 今日は ごめん」
光一は 俯いてダッシュで 彼方へ消えた。
その後、あまりに光一の事が気になり合同レッスンの時も なぜか光一の事を考えてしまう美音
ダンスマネージャー「これ!もう明日が フェスなのに
どうしたの?美音」
美音「すいません。 頑張ります」
そして運命の8月2日。
なにより
新メンバー マミの 倍音の響きが 溢れる ハモり声、クリスタルボウル🥣7種類の響きが めちゃくちゃ心地よく会場を包み込んでいた。
そして期待のソロアイドル「須田美音」の名前が呼ばれた。
司会者「須田美音のステージで!
はっ? 須田美音さん 不在ですか!!?」
須田美音の代わりに
「代打で出場 いわばリザーブアイドル」と
フリップを持って
高島沙耶が 登場してきた。
半分はブーイング、半分は大歓声が 聞こえてきた。
沙耶「みんなーー お久しぶりぶり
お久しブリーフ」
高島ソウル!
コミカルさは 健在な高島沙耶のステージが笑いと感動で満たされた。
しかし
大事なフェスに 美音が いない…
そう美音は 羽田空港に向かっていた。
光一は
フライトの時間五分前。
自身がフライトする飛行機に 寂しい顔で乗ろうとしていた。
そこへ
はぁ はぁ はぁ
ちょっと待ったーーーー
私を 私を 私を 連れて行ってください。
この恋、あなたの心にフライトさせてください💓
いつのまにか 旅行カバンに荷物を持って 美音が 光一の方に近寄って行った。
光一は目を疑って思わず二度見した。
光一「美音、いいのか? こんなオレなんかのために フェスを バックれてついてきても?」
美音「大事なのは メジャーになる事もだけど 君といつまでも一緒に 行きたい! それが 私の 人生の最大の幸せです。後悔はしません。
あなたをサポートしますんで どうか 一緒に行かせてください。」
光一「超嬉しい! もちろん おおお 俳優やってて
よかったーー💓 一目見た時から オレ 超君のことタイプだったんだ
マジ嬉しい😊 あ〜 オレ 夢見てるの?」
美音「夢じゃないよ!現実だよ。 真の夢のため アイドルになることより あなたをサポートするために生きたい! 私の人生 悔いなく あなたと共に…」
光一と 美音はハリウッド行きの飛行機に乗り込んだ。
8月2日の空は快晴で雲ひとつない 美しい青空の天気は
まるで二人の今後を祝福してるかのようだった。
須田美音は 「ばっくれアイドル」として その後
ともーみの描いた「著書」で Amazon電子書籍部門で かなり売れたそうな…
しかし ともーみも 「いきなりシルバー伝説」の ばっくれ伝説が 再び淘汰されることになったそうな。
若林プロデューサーが「ヒーラー&アイドル エミ」を串カツレインボーに 加入させたのは 大成功だったようだ。
2020アイドルフェスは「串カツレインボー」が優勝した!
そして エミはヒーラーとしても アイドルとしても 時の人となったそうな。
若林プロデューサーも元avexのスタッフとしての人物がバラエティ番組などでも、取り上げられるようになったそうな。
劇終




