ネクロマンサージェイ〜ラパスギア崩壊への道 | 全国No. 1短編小説家ー中国地方の観光&グルメレポ

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るるぶとかタウン情報おかやま、winkなどに載ってるスポットばかりアップしてます。メディア記載の場所に実体験したレポかな(笑)

* ドワーフ村のシルバや ドワーフ村の人々の事などは省略しております。 この物語〜ブログ用小説なので ほとんどの場面を簡略化し 背景なども省略しております。ご了承ください。



ラパスギアの聖堂では 舞の葬儀が行われていた。
人間だけでなく ドワーフ村の生き残った人々達、舞の人柄から クエストをクリアするまでの経由で舞と仲良くなったモンスター達も葬儀に参加していた。
もちろん ジェイや雅も葬儀に参加していた。

一通り葬儀が終わった後 ヒュドラを倒した時にジェイが こっそり持ち帰った袋について 雅はジェイに質問した。

「先生、あの日 ヒュドラを倒した時に 何か袋に入れてましたね? いったい何を入れてたのですか?」

「あれは ヒュドラの心臓です。あの心臓部を 祭壇に捧げ火で焼き呪文を唱えれば その日から私はネクロマンサーの術師となれます。」

舞が 亡くなって日も経ってないからか 妙に淡々と喋るジェイの 姿が そこにあった。

「ネクロマンサー術師という禁断の魔法科学の技を扱えるようになるんですね!!」
雅は 雅らしからぬ激しい口調でジェイに言った。
「はい。  ですが ネクロマンサー術師となると 徐々に私自身が闇のマインドに支配されるでしょうし、それで舞が完全に復活するなんて思えません。完全に復活できず 宙ぶらりんだと 悪霊に憑依される危険性もあります。 やはりネクロマンサー術師になるのは 私としては危険だと思うんだ。」

「話は聞かせてもらったわ。 あんた 最近 主人を たぶらかしてんじゃねーの?」
聖堂の扉の向こうからリンが入ってきて
いきなり 雅の肩を押した。
「す、すいません 私とジェイは そんな そんな関係では……」
そんな関係ではありません と言うのも ジェイを愛してしまってる雅は 否定語をリンに言えなかった。

「な、なんと! 汚らわしいわ。この 小娘めが」
パチン!

雅を ひっぱたいて 雅は 居ても立っても居られないから 聖堂から飛び出していった。

「リン!何もそこまで する必要ないじゃないか!」
「あなたも あなただろうが! ふざけんなっーの!ウチにとっては その生徒さん一人死のうがどうなろうが関係ない。 あなたは 浮気すなよ。 次 あなたが あの女と一緒にいるのを 見かけたら離婚も考えておくからね。」

「…………」
リンの強気な発言に 心折れるジェイ。
そしてジェイは妻との関係のため雅には 今後は 単なる普通の生徒として扱う事を誓う。
ネクロマンサー術師の素材は あるが 素材を使用して術師にならないことを誓う。

しかしジェイにとっては気がかりでならないことが その後あらわれた。

舞の葬儀の日から 雅が 聖ラーハルト学園に来ていない。
おかしい…
街の外を 散策してるのだろうか?

ネクロマンサー術を扱うためには ヒュドラの心臓とか 強力なモンスターの心臓が 素材となることが多い。

だとすると   ま、まさか…

今でこそ 平和的な魔王のオムツ大魔王はズールという大地でモンスター軍団を集めてはいるが 大人しくしている。

しかし オムツ大魔王の幹部クラスのモンスターが 倒されると オムツ大魔王は 制裁にやってくる だろうという話を 司祭から聞いた事を思い出した。

「こうしちゃいられない。 モンスター退治の旅、素材集めの旅に出てる雅を助けなくては!」

その年の真夏にコズミックファンタジアは 真夏なのに平均気温が昼間も15度を下回る寒さと 日中でも暗い異様なほどの赤い夕焼けに染まる 不気味な天気が続いていた。
当然 雨も降らない日が続く。

ラパスギア中心に異常気象が発生しているようだ。

こんな時は 各地で異界からの 人々が どこかの穴から たくさん訪問してくることも多いようだ。

その異界から 実は雅がモンスター退治の旅に出てる時に 様々な異界から来た勇者達と出会い 一緒に魔物退治の旅に出たり別れたり また違う仲間を引き連れて 旅をしたりと 繰り返していたようだ。

魔物の心臓と言っても 直径1mもある聖堂の聖杯いっぱい入るほどの心臓がないとネクロマンサー術を使えない。
ジェイがネクロマンサー術を拒むなら自らの手でネクロマンサー術を使うしかない
その意気込みで どんどん 魔物を 旅の途中で 会う強者達と雅は 真夏なのに夏らしくない季節を超えて 秋も深まっても 変わらないコズミックファンタジアを旅していた。

雅は コズミックファンタジアの北の大地スノーマンなど極寒の地だろうがコズミックファンタジアでも 暑い(といっても異常気象のため30度くらいまでしか上がらない)砂漠のイージスなども 旅していた。

仲間には 一時期 加戦してくれたのは 近未来の日本からやってきた アンドロイド美玲、ドラゴンの血を引くリザードマンのバトス、異世界の勇者猫戦士サムなどがいた。

しかし 旅しても旅しても ネクロマンサー術に必要な素材である巨大な心臓が 見当たらないので 雅は 意を決してラパスギアに戻ろうとしていた。

しかし 皮肉な事に 雅がいなくなったのは自分のせいだと 毎晩のように 酒に溺れて
リンとも 帰ったら愚痴を吐く事が多く 学校での授業も 授業途中に  生徒に厳しくあたることも多くなった。

リンは 魔女メルヴィン戦からマナが減ってきたとは言ってるが どうやら それより前から 本当は魔法使いに向いてないのに 魔法を乱用しまくっていた ため 身体がすでに マナ欠乏症に 侵されていて 
急な腹痛や頭痛に 悩まされていた。
「萌え映えインスタ映え」も 最近 若いアルバイトの子を雇って 仕事を休みがちにしてるのは そのためだった。
しかしリンはジェイを心配させたくないゆえに いつも こう言ってた。

「あんた まだ 雅に未練もってるみたいで ムカつくんで昨日 飲みすぎて気分悪いから店はバイトに 任せたわ」
とか
「鬱鬱した あなたを見てると マジ キモい! ウチも なんかテンション上がらんから休む。あんた 学校頑張ってきて」

そんな調子だったようだ。

妻が自分に対して 塩対応だし雅は おそらく魔物退治の旅をしてて雅の事は無事だろうが オムツ大魔王など魔物退治してるので 怒りを買ってないか心配だった。

そして 自身が最強じゃないゆえに 魔女戦の時は 魔女ですら 倒しかけない特大魔法をリンに発動させてしまった事など後悔していた。
そして舞を 自身がMP切れを起こしたゆえに死なせてしまった弱さを悔やんでいた。

ほんとは雅と一緒にいたい。 
でも帰ってこない。
妻は こんなだし…

そうだ ネクロマンサー術師となり いっそのこと舞を生き返らせよう  
その想いが膨らみ  遂に ジェイはネクロマンサー術を 今や跡形もない舞の姿だが 舞の残した桜の文字が彫られた 鋼の扇を素材とし ヒュドラの心臓部と共に聖杯に入れて炎で焼いた。

すると 奇跡は起こった。

青紫とか 異国から来た魔物キョンシー風にもならず 健康な舞の姿が じわじわと 現れているようだ。

「やったぞ!オレは天才だ。 ついにネクロマンサー術が完全なるものとなる ハーーッハハハ」
ネクロマンサー蘇生術〜よほど注意してないと悪霊が入り込む事は 周知だったはずのジェイだが 予想以上に舞が復元してるので 心に隙ができたようだ。

舞の蘇生する途中に あきらかに黒い影が入っていったのも覚えてないようだった。


蘇生は無事に成功した。

丸一日 寝たきりだったが 翌日
舞は復活して こう言った。
「あれ?あれ?ワシいきておる?ワシ 死んだはずじゃけど 」
やったーー ジェイは 強く舞にハグした。
「ぼっけえ苦しいわい。またワシ あの世に逆戻りしそうなわい」
周りにいた
教会のスタッフさん達も その舞の相変わらずな岡山弁に笑いがこみ上げて来てるようだった。




舞の復活はラパスギアじゅうに広がった。
そして ジェイがネクロマンサー術師としてラパスギア始まって以来の魔法使いとして町長さんからも賞状を授与された。

さらに数ヶ月経過して 相変わらず 日中も怪しいくらいの太陽の光がコズミックファンタジアを覆った。
いったんラパスギアへ帰ろうとしてた雅だが 生き残ったドワーフの人々と ドワーフシルバが残した古文書など見て 村の再興のため 色々と 魔物を時に退治しながら積極的に働いていた。

そんな北風が吹き荒れ荒涼とした雪が積もる ある朝
舞は ジェイを 放課後の理科室に呼び出して こう言った。
「ジェイって光合成については 知ってますか?」
「んん?たまに 舞さんって凄い丁寧に喋りますよね?
まあ良しとしますか。」
そう!舞は復活したのは 良いが時に人が変わったかのように 喋り方も変わる事がある。
まるで別人のような まるで何者かに憑依されてるような
考えすぎだと 後遺症だと ジェイは勝手に判断してたようだ。
「今あなたは気づいてないと思いますが リンさんは 光合成ができてない。 この図をご覧ください。」
いきなり 舞は酸素と水素と二酸化炭素の図など 元素記号なんかも正確に書いて光合成について どっちが教師なんって漫才師がいたら
ツッコミ入れられそうな事をやらかしているようだ。

つまりは 酸素呼吸器系がおかしくなっててね、マナが うまく合成されてないんです。
あなたは それを防ぐために コズミックファンタジア北にある リマールの滝にいる 水龍を倒さないといけないんですよ。

「あ、あの伝説の水龍をで、ですか… あれは 星☆☆☆とかじゃなく星☆☆☆☆☆級で 相当困難みたいだけど… 私には 異論ありません!妻を助けたいんです。
愛する妻が私のためを思い 一芝居してたのかと思うと どんなに難敵だろうが 水龍を この手で倒してみせます。舞、あなたも お供してくれますか?」

伝説の水龍はオムツ大魔王のピンチの時に 駆けつける、むしろピンチにならない時は滝の近くの湖で眠っている超強力なモンスターだ。
ヒュドラと同格の力の持ち主だと思う。

しかし水龍を倒したら 水龍を召喚できる玉を古文書など読むと 水龍が 吐き出すと 読んだ事がある。

しかし 舞は なぜその事を知ってるのか?
リンは やはり病気だったのか?
水龍を倒す事なく私自身が 水龍にやられてしまう可能性もある。
だが 雅も帰ってこない今 オレは振られたんだろう
ここで愛する妻を助けなきゃ オレがやらねばならないんだ。

若干 舞の一時的に知性溢れる話に気後れと 嫌な予感を感じたが 
ジェイは 水龍退治のために かなり厚着して竜車を 高いマネーを払って使用して 滝まで行くことにした。

旅立ちの夜…

「リン… もう強がらなくていいからね。オレは どんなになっても お前を愛してる。 オレに気遣って あえて塩対応にしてくれていたのに オレは無責任にも気づいてあげれなくてごめん。」

「ウチは あなたが雅って方を好きになりかけていた いや ほんとは、あたし以上に好きなのもわかってた。嫉妬もしてたわ。でも あたしは 男だから 誰だって浮気性なのも知ってるし  あなたも 色々大変なんで あんな きつい事を言ってしまったけど ほんとは 何があっても最後には あたしのそばにいてほしいと 願ってた」

「君を守りたかった。なのにオレは 君に魔女との戦いでは必要以上にマナを使わせてしまい すまなかった。」
「でも、そのあと 3日も寝込む事知ってて 全力で あたしのこと守ってくれたじゃん笑」
「あの時は 予想通り寝込んじゃったね笑」

「あたしね、たまに噂では あなたも聞いてたと思うけど 他の男と飲みに行く事もあったんだよ。」
「うん!知ってた。 でも 人間だもの オレのかけがえのない妻だもの。 ほかの男に抱かれてそっちに行ってしまうことはないと 信じていたよ。 だって君、男みたいに筋を通す人間だもんな笑」

「それ 褒めてんだから けなしてんだか わかんないや笑」
ハッハハッハ 二人は目を見つめて笑いあって
そして 肩を寄せ合い 唇をお互い寄せ合い ベッドの上で抱き合った。

そして 夜が明けた。

妻を助けたい。
水龍退治の旅で死ぬかもしれない。
それでも自分以外のための存在を 守りたい
そんな気持ちで ジェイは 旅立った。
かなりの距離が滝まである… 片道で竜車に雪山を超えて行っても3日は かかるだろう。

山道は 小型竜だから 低空で飛行することは可能なはず。

ジェイが旅立って3日目の 特に吹雪の中
雪が降って視界も悪く 寒さだけで参りそうな ある日の事
ラパスギアの町の役人達が 遠方から叫ぶ声が聞こえた。
「魔物だー 魔物がーーっ! 」
「魔物が攻めてきたぞーー しかも大軍だ」

「うわぁーーーーーっ」

町にはジェイも不在、リンも マナの衰える病のため魔法は使えない
成功ラーハルト学園の魔法使い見習いも 先生たちも かつてのリンやジェイと比べたら
歯が立たないほど 弱い魔法使いだと思う。

なら 復活した  舞がいるはず………


しかし 舞は………

舞「最近 各地で 多くの魔物が 狩られてるのは 全てラパスギアの街の人である虚偽の報告を オムツ大魔王にも ジェイが留守の間に伝えておいたわい キヒヒヒヒ。」

そう! 舞は無事に復活する寸前ーー魔女メルヴィンが舞に憑依して 時々 
舞の身体を乗っ取ろうとしていたようだ。

しかし 舞は自力で魔女に 乗っ取られないようしていたが ついに 舞は魔女の身体に吸収された。

魔女は 舞の生命力と ネクロマンサー術により生き返って数倍になった魔力となり 前以上に厄介な戦闘力の化け物に変わってしまった。

しかし 見た目は 舞の姿だ。
「やったぞやったぞ ワシは99歳にして20歳くらいの身体を手に入れたわい。」

どんどん魔物達はラパスギアの住民を 襲いかかっているようだ。

「ジェイ   くそう! なんで こんな時に 北の地へ!
こうなったら あたしが 最期の力で…」

「エンドレスウェーブ」
全盛期ほどではないが 水の渦を発生する魔法で悪霊達を飲み込む技で どんどん悪霊の数は減らせていた。

しかし 一つ大きな魔法を使うたびに まるでジェットコースターにでも乗ったかのように ぐったり酔ってしまうような 倦怠感が リンを襲った。

魔物を多く倒して すでに ふらふらな状態の リンに舞は姿を見せた。

「舞……… お前は   お前は……… 裏切ったの?」
舞「舞様と言え! ワシの連れの 桜井って子が来てから この世界は混乱に溢れているのだ。まだわからんのか! 桜井こそ 災いの元凶。奴は今頃 こちらに仲間を連れて向かって来ておる。 ワシは 桜井とグルで最初から この街を滅ぼす予定だったのじゃ」
舞に憑依してる 魔女は あえて桜井雅は 恋敵だけじゃなく ラパスギアに来たのはスパイだ的な嘘の発言をリンに していた。 これも 今後の展開を 予想しての 魔女の悪知恵みたいだが。
 くらえ「ポイズンクラッシュ!」
毒々しい緑のエネルギー弾が リンを襲う。
リンは 弱々しく 声をあげて倒れた。


「口ほどでもないのう! さあ ものども ずらかるぞ。」
舞の姿のメルヴィンの号令で
魔物達は 廃墟となったラパスギアを 去っていく。

その頃
無事に水龍を倒し 新たな秘奥義を手に入れた ジェイは 北の大地から帰る途中に ラパスギアで煙が上がっている異変に気付いた。
竜車から 飛び降り
ラパスギアへ 全力で 走っていった。
そこには 崩壊した学校や 繁華街の建物、荒らされた農家など 異臭と 異様な荒廃とした 景色 
人の死体の山が転がっていた。

大きな川を隔てて 桜の木が100本植えてある 並木向こうの 広場で 妻リンが倒れてるのを目にして 足早に向かったジェイ。

「おい!リン  ついに お前のマナを治す薬を手に入れたぞ!リン…しっかりしろ 命がけで 薬を水龍から奪ってきたのに」
袋から 黄色い玉〜 卵のような玉を取り出すジェイ。

「あ、あなた……… 舞と桜井雅と その仲間に気をつけて… あいつらが きてから 確かに ウチ  う、ちら 狂ったよね… 桜井雅  倒して  その仲間も   ぐふっ」

魔女メルヴィンの虚偽の発言をリンが本気にし そして死ぬ前にリンが 言った言葉を聞いたジェイ……
果たして
彼は 今後どんな行動をとるのか…