#敬愛してやまない、唯一の君に贈る

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強く風が吹きつけている
坂を登ると昔遊んだような公園が
こっそりと広がっていた

 (振り返ると 
        ぽつぽつと夜景が見えた)

前髪が撒きあがり顔をしかめる
くねりながら続いている坂道の横に
教会は冷え冷えと建っていた

 (向き直ると
        やさしい時間が待っていた)

小さくて冷たい滴が 頬に当たって
指の先まで寒さが絡むと
大きなコォトの中で手をつないだ

同じ景色を見ながら歩いていけると良いね
たまには転んだって良いよ
もう二度と会えなくたって良い
幸せはかたちがあるものだけではないと
知ってしまったから

この道を一緒に歩いたのだと
憶えているから

冬が来るたびにきっと
思い出すから

 (気が付くと
        同じ場所で生きていた)

※冷え冷え・・・ひえびえ

作)1997年01月08日 七風

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昔の作品、
青い煙が、空に溶けていった頃の。
再掲載。

これが証です。
当時の私はここに全てを込めました。

昨日、
自分で読み返して、知らず、涙が出た。
時を経た今なおですら、
何も変わっていない、
共有という宝物。


朝なんて 価値はない
現実が、追いかけてくるだけ

朝なんて、来ても無視
現実に、予定なんてない

夜は 良いね
夜はいい。

独りだし、ひとりだし、人になれる

想いに翼をつけたって、
なにも起こらないけれど、
想いを思い出すと、ほら、
どこへだって、飛んでゆける

違う次元でも
映画の中にでも
未来でも
過去でも
地獄へでも
天界でも

君の側にでも
僕の中にでも
手のひらの上にでも
歌の中にでも

好きなところへ
飛んでゆける

暗い夜はいいね
明るい所が、恋しくなるから

夜は、
朝の憂鬱さえ教えてくれなければ
もっといいのに

妄想に翼はいらない
想いを思い出すだけで、
そこに飛んでゆける

夜はすべての夜明け
いつまでも続く妄想が始まる



まっすぐ 曲がり角、
また、まっすぐ

道なんてまっすぐだと思っていた
四角の町かと思っていて、
台形の土地があるなんて
考えてもみなかった
道は東西南北で きっかり直角で
まっすぐなんだと思ってきた

道は
いまどこに

まっすぐなものが、
どこにもない
それは道がないと、いうことで
曲がっているものは
道ではなくて
だから
道は、どこだろうか

まっすぐな道がないと

道がないと
もう
歩かない