欲しいもの | 連載小説 ~物語で愛を描こう~

欲しいもの

 自分自身が描く「物語」ということに関して、考えを改め始めた今日この頃です。


 「自分」にしか描けないものがある――この世界には、必ずある。


 そんなことを思いながら、いざ書こうとしても何も生まれてきませんでした。これからも、きっと「構え」てしまうと何もでてこないことでしょう。


 奥深いもの。


 そんな一言で済まされるものではないような気がします。


 何を伝えたいのか?

 

 何を以って作家たりえるのか?


 自問をすれば、無限に出てくるような気がします。


 迷いは、更に「物語る」ことを止め、執筆するどころか思考回路すら止めてしまうこともあります。


 考えれば考えるほど、深みにはまって脱出経路を忘れてしまいます。


 物を書く以上、読者の皆さんを意識しなければならないと思っています。


 そういう、意識が必要かと思います。


 しかし、自分は意識すれば意識するほどに筆が止まります。


 矛盾してますね~。


 こんなことだから、駄目なのでしょうね~。


 自信があれば、払拭できるのかもしれません。


 自信があれば。自信が欲しい。