久し振りに再会を果たす仲間との会話は、その当時の事つまり昔話になってしまうのだが、これは誰もが同じなのであろうか
もし殆んど同様であると仮定しても、その頃を「ほぼ正確に間違い無く思い出す」と言い事だけは一様と言い難いようだ
そう、あの時も何とはなしに話が昔の事へと移り変わる中、誰かが言い出した一言で話題が完全に中断した
そのような際に放たれる一言は、だいたい「話に出て来る人物の登場順」とか若しくは「その話題に出て来る事柄や物事の正式な名称」であったり或いは「その話に扱われる出来事が起きた場所や舞台の正確な特定」等と言う、あまり話を根底から揺るがすような部分ではなかったりする場合も多々あり、むしろ「もの凄く些細な詳細」についてだったりするのだが、そうであるにも関わらず殊更に敢えて再確認や再徹底を施し、その大して主旨を左右する重要性が無いにも等しい条件だったりする問題点で脱線するのだ
しかも言い出した人間を含め、その話を脱線に導いた問題点についての解答を、わかり易く事実を違えずに言い当てる事が出来る者は一人も居い場合が多い
そのような時は、ある程度の発言や見解が出し尽くした後で徐に正解を述べる事にしているが、たまには間違った事を言ったり全く思い出せずに終わる時もある
だが記憶や思い出は殆んど忘れない