ある昔の小噺です
お月様とお日様と雷様が共に連れだって旅に出ました
夜も遅くなりましたので宿屋に泊まりましたが、お月様とお日様は翌日の朝早くに雷様だけ残して二人で先に旅立って行きます
すると、それを後から宿屋の主人に聞かされた雷様は「月日が発つ(経つ)のは早いものだなぁ」と感慨深げな面持ちで言いました
そして、宿屋の主人が「ところで雷様はいつ頃お発ちで?」と尋ねますと「ワシか?ワシはゆっくり夕立ちにしよう」と言う返事が雷様から返って来たと言う事です
ってぇのが普通の小咄
これがフランス流儀の小話になると真ん中と最後が少しばかり変わっちまう
お月様とお日様と雷様が共に連れだって旅に出たんだが、すっかり夜も遅くなっちまったから宿屋に泊まる事になった
ところが、お月様とお日様だけは翌日の朝早くに雷様だけ残して二人で先に旅立って行っちまう
するってぇと、それを後から宿屋の主人に聞かされた雷様は「早朝からとは月日が立つ(経つ)のは早いなぁ!さすがに若い」と羨ましげな面持ちで言ったそうな
それから宿屋の主人に「ところで雷様はいつ頃お発ちで?」と聞かれると「ワシは明朝だ!!ワシも元気に朝立ちを目指してみよう」
てな具合になる