多くの犯罪事件に於いては、裁判の段階で被告人の精神鑑定が持ち出される
これは如何なる凶悪な犯行であれ、正常な精神状態にはないような人間が仕出かした事態には、多少なりとも情状酌量の余地を訴えると言う狙いが意図されている筈だ
しかし、そもそも犯罪に手を染めるような輩であれば「一切の例外など無く、全員が精神に異常を来していると言っても過言ではない」とは言えないだろうか
どのような状態を正常と呼ぶべきかは別な機会に譲るとして、いわゆる正常な思考の持ち主が人命を奪ったり取り返しがつかない程の深い傷を他人に負わせるような事をするものなのであろうか
到底あり得ない事であると思わざるを得ない
尊貴な生命に対しての殺傷行為は、どのような訳や理由が存在するにせよ絶対に許されるものではない
それでも「全ての犯罪者が異常者とは言えない」と言う事であれば、犯行を成立させてしまう土壌が形成される事を容認する事に繋がりかねない
総ての犯罪に対して、精神異常者による罪の軽減などと言う詭弁を弄した逃げ道などは絶対に設けるべきではないと思う
誰であれ、そして動機が何であれ、罪を犯した者は然るべき罰を受けて反省する事で過ちを償うべきなのだと考える