3年間のレッスンに別れを告げてピアノを習う生活と離れてからは、ショパンの『別れのワルツ』やシューベルトの『即興曲』を独学で練習していたが「何かが足りない、何処かが違う」そんな事を考える毎日を過ごす事になる
そこで、約1年半ほど前の経験に基づいて再びジャズからの影響を受けると言う苦肉の策に取り組んでみる行動を採ってみた
この時はデイブ・ブルーベックではなく、同じ白人のジャズ・ピアニストではあったがジョージ・シアリングに白羽の矢を立てる事にする
ベスト・アルバムのようなコンピレーションCDに収録されていた楽曲の中では、バードランドの子守歌とザ・エンターティナーに大きな衝撃を受けた
特にスコット・ジョプリンの代表曲ザ・エンターティナーの方の録音は、巨匠ジョージ・シアリングがクラシカルで格調の高い雰囲気を漂わせたブルージーな素晴らしい名演に仕上げている
とりあえずは即興演奏の必要性が皆無なラグタイムを弾いてみるべく早速スコアを購入して来て練習してみるが、当然ジョージ・シアリングの演奏とは全く異なるものになる
仕方がないので、別な作品であるメイプル・リーフ・ラグで手を打つ事に決めたが、意外にも相性が良かったようで覚えも速かった
思わぬ怪我の功名で手掛ける事になったレパートリーだが、非常に気に入っている大好きな作品である