もう何年も前になるが映画『トスカニーニ』を見た時、非常に感銘を受けたセリフが有った
主人公アルトゥーロ・トスカニーニが作曲家達の名前を挙げて「神にも並ぶ偉大な人々だ」と言うようなニュアンスを持った内容の言葉を述べるシーンである
無論、作品上に於ける脚色部分だったかも知れない
しかしながら、凡そ西洋音楽に携わった事が有る者ならば誰でも思うであろうこうした表現はフィクションか否かなど問題ではないのだ
このトスカニーニと言う希代の名指揮者はクラシック音楽史上、伝説的な指揮のデビューを飾り、また数々の革新的な功績も残した非常に有名な巨匠の1人である
発言の有無や真偽はさておき、その彼をして「神々と同等に位置する偉大な存在」と言わしめるコンポーザー達は、確かに何を犠牲にしてでも最も敬われ賛嘆されるべき立場の人間ではないだろうかと考える
勿論、それぞれ音楽を聴く人が各々の好むジャンルを世界でも最高の並ぶもの無き芸術と思えば、それはそれで良く収まりもつこうと言うものだ
しかし、あらゆる音楽に多大な影響を与えて来ており、それらの基礎とも成り得る事が有るクラシック音楽は、やはり優れた素晴らしい音楽芸術と言えるのではないだろうか