つい先日『シャトー・オー・シャンピオン』(クラレット)を飲んでみた

正直な味の感想は『ムートン・カデ』や『クラレンドル』等、サードラベルと同様に「薄い」と言うか、お茶や紅茶の二番煎じ或いは出涸らしに通じるような肝心な良い部分が抜けてしまった残りもの、と言った印象であった

色もボルドーとは思えない薄い赤で、ロゼよりは少し赤ワインに近いか、と思わせる程度

味も色も、まるで『ボジョレー・ヌーボー』を飲んでいる程の軽やかな物足りない感じがした位だ

優雅に洗練された野性的な果実味や深く円やかに落ち着いた滑らかな渋味など、ボルドー独特の孤高で上品な味わいは無く、期待していた『クラレット』の評価は大幅に下げざるを得ない結果だった

手頃な安さで美味しいワインを探すのは容易でなく根気と努力が要る大変な作業だが、万単位の一級品やセカンドラベルが旨いのは当然の事!安価なワインの中に掘り出し物と言うべき逸品を探し当てた時の喜びは何にも代えがたいし、それこそが本当に必要な買い物であり、ワインの楽しみ方の1つでもあろう、と思う

まあ、今回の『シャトー・オー・シャンピオン』は合わせる料理の次第によっては悪い品ではないと言えよう