The thought without the end -20ページ目
レイの手は優しい。
周りの全てを真綿でくるみこんでくれる。
「落ち着いたらでいいよ。話してみない?ギョンスは一人で抱えすぎだよ」
優しいトーンで話すレイ。

「レイ・・僕はもう、どうしたらいいのかわからなくなってるんだよ。」
笑顔で頷くレイ。
たどたどしい韓国語を頭の中で整理しながら。
「ギョンスも僕と同じかな?って思うから正直に話すね。Mとしてデビューすることに決まって・・最初は僕がリーダーだったよね?そこからクリスヒョンがリーダーとして入ることになって・・僕に何か足りないのかな?っていろいろ考えるようになったよ。でも、クリスヒョンは実際にリーダーとして器が上で・・・そういうの見てたらたまらなくヒョンが好きになってたよ。思いは届かない。でも、この気持ちは本気で誰にも左右されたくないから、こう思うようになったんだ。「「これは僕がヒョンを好きなだけで、ヒョンを単純に思っていられるのなら、どうなっても構わない」」てね。僕にとって・・・何よりもヒョンを思っていたい。それが大事だったんだよね。ヒョンと同じところで踊っていたい。ギョンスも誰かを真剣に思い始めたんだよね。見ててわかる。同じだなって。」

「クリスヒョンを?」
「うん。愛してるよ。」
つぶらな目をクリクリにしながら、頷くレイ。
レイ・・・強いな。思いが強いし、覚悟も強い。
男が男を愛するなら、こういう強さが必要なのかもしれない。
年齢としては同じ年。そんなレイの大人な言葉を聞いて
僕は光がさすようだった。

「僕は逃げてたんだ。。。」

レイは僕の肩を抱き、優しく撫でる。
「人を愛するって素晴らしい事なのに?」

ふふ・・と笑うレイは美しいって言葉がピッタリだ。