一応母体の某新聞を取っている私としては最低限の記事は読んでいますが、今年は一回戦から面白いカードが多々あって見どころは十分にあると思います。
その中で千葉代表は八千代東高校であります。
このブログを見ている人の90%は知らない高校だと思いますし、知らなくて当然です。
なぜならごく普通の県立高校（普通科のみ）なので、学区でない限り知らない高校であります。
千葉県は県立の普通科はその高校がある市町村か、隣接する市町村からしか生徒が集められません（現在はどうなっているか詳しくはメジャーさんに解説をお願いしたいですｗ）
その中で昨年の県大会ベスト４、夏の大会優勝と目覚ましい活躍をしました。
普通は「監督が名手だから？」と思いますが、ごく普通の先生兼監督です。
エース投手が高校を選んだ理由が
「自転車で通える所だから」
これだけでもすごいのですが、さらに凄いエピソードとして、県大会優勝の報告を八千代市役所へ行く時
部員全員自転車で市役所へ
帰り道雨が降って全員ずぶ濡れで帰ってくる
いくら近いとはいえ、せめてバスを出すくらいは…
当然普段の練習は小さいグラウンドで他の部活と共同
チアリーダーは女子生徒が大会前に急造で練習
こんな普通の高校が千葉大会を勝ち上がって甲子園ですから分かりません。
ただ、4回戦の東海大望洋戦ではプロ注目の真下（まっか）投手に13三振食らいながらも
9回2アウトから3番がフォアボール
4番が2-0から同点2ラン
延長に入っても全く打てず、合計19三振食らっても最後にはスクイズで勝ったところです。
県大会通算チーム打率が2割いかないほどのチームですが、そつのない野球をしています。
一回戦を勝ってくれれば御の字なのは確かですが、旋風を巻き起こしてほしい気持もあります。
千葉代表として頑張ってもらいたいです。
さて、ここまでの記事を書いた理由としましては、
この高校が私の姉の母校でありまして、姉は子どもがいる関係で現地は行けなくても物凄く興奮しております。
元々高校時代にチアリーダーをやってから高校野球ファンになっています。
高校野球には人を惹きつける何かがあるのかも知れませんが（姉はサッカーなど高校スポーツ全般が好きになっています。そして毎回泣いています）、千葉にも「普通の高校」旋風が巻き起こるとは。。。
決勝を観に行きましたが、拓大紅陵選手が最後に父兄たちへの挨拶ではキャプテンが泣き崩れましたし、八千代東ナインが球場から出てきた時（正面出口から出てきました）は大歓声と共にキャプテンとエースは皆からの握手攻め（高校野球ファンと、観に来ていた女子高生たち）に遭い、監督は生徒やOB、OGから涙の抱擁がありました。
本当にどこにでもいる人たちが一瞬でスターになった瞬間を見ましたが、甲子園でももう一回みたいものです。
ちなみに、私は一回甲子園に観戦しに行った事がありますが、負けたチームがアルプススタンドに礼をした後の泣き崩れるシーンを生で見ると涙が出てしまったのは私が歳だから！？（笑）