題名募集中 | Keep Yourself Alive

Keep Yourself Alive

自由気ままなブログ

一応このブログの目玉であります皆さんで作る小説の続きを久しぶりに行います。



途中参加はOKなので、じゃんじゃんアイデアを私に下さいm(_ _ )m



では、今までの内容と、私の加筆です!






俺はこの場所に立っていた。



別にここへ行きたいわけじゃなかった。

ただ、俺の車はここへ向かっていた。




気付いたら、あいつとの思い出の場所へ向かっていた。


もう3年が経ったのか。



ふと誰かに呼ばれた気がした。
周囲を振り返ってみるが、歓声が轟くスタジアム。
仮に呼びかけられても分かるはずが無い。


そういえば、昔はアイツとよくここに来たな…




あいつはもうこの街にはいない。


「自分の夢を探すために旅へ出る」



ただこう言い残して去って行った。




それから今まで、あいつから連絡が来ることはめったになかった。



それにしても、俺は何であいつのことを考えるんだろう?






「夢、か…。」
不意に、そう呟いていた。

あいつは自分の夢を見つけられたのか…?
そして俺は今、昔持っていた夢を叶えられているのか…?


両軍ともチャンスを作れずに単調に進んでいく試合を見ながら俺はそんな事ばかりを考えていた。



「ねえ、健じゃない?」



ふと声がした。



そこには、俺とあいつといつも一緒にいた由佳がいた。

由佳は密かにあいつに思いを寄せているのは分かっていた。


しかしあいつの夢のために黙っていた事も俺は知っていた。




何で由佳がここにいるのか、俺は思わず問いかけようとしたけど止めた。




もうそんな年でもないし、あいつの事は忘れたほうが由佳のためだとも思ったからだ。



「久しぶりだね!しばらく連絡なかったけど元気だった?」


由佳は昔と変わらない笑顔でそう言った。
…いや、やはり昔とは少し違っていた。
どこか寂しさを含んだような笑顔なのだ。

もっとも、それに気付けるのはいつも一緒にいた俺とあいつぐらいだろうが…。


「元気だったよ。というか…。」


連絡がなかったのはお互い様だろう、と言いかけて俺はその言葉を飲み込んだ。
由佳と連絡を取らなくなったのはあいつが去ってからなのだ。




「お前は最近どうなの?」


あたりさわりのない言葉を俺は投げかけた。




「今は・・・」



と由佳が言った時、急に球場が騒がしくなった。

ホームチームが得点を上げ、試合が動いたのだ。



歓声のおかげで俺は由佳が何を喋ったか分からなかった。ただ、口の動きしか分からない。



ただ、由佳の指にある指輪が輝いていた。






試合はそのまま終わり、俺と由佳は駐車場へと歩いて行った。


試合内容や、学生時代の話をしていたら駐車場に着き、お互いに連絡をすると約束をして車に乗り込んだ。






俺はいつものマンションに着き、パソコンを開いた。


今日由佳と会い、何か運命的なものを感じ、もしかしたらあいつから連絡があるかもしれないと思ったからだ。




学生時代、俺とあいつ、由佳の3人でバンドをしていた。

俺がベースで、由佳がヴォーカル、あいつはギターをしていた。


曲作りは全てあいつがやって、俺と由佳で詞を書いていた。

ライブの時は知り合いに頼んでドラムとキーボードを入れていた。



あの時はただ楽しいことをやりたいだけやっていただけだった。

そして俺と由佳は就職活動のためにバンド活動を休止せざるを得なかった。



あいつは就職活動もせず、プロになると宣言した。



バンドは自然解散し、時が経って今になった。





俺は普通のサラリーマンとして、毎日スーツを着て満員電車に揺られて通勤している。





と、俺はパソコンの脇にある学生時代の写真を見ながらボーっとしていた。






ふと我に帰り、メールをチェックした。





1通、メールが届いていた。

送信者「Takky junky」



あいつからのメールだ。



俺はメールを開いた。






「久しぶりに会って話がしたい」

たった一行だけのメッセージが書かれていた





俺は見た瞬間、体に何かが走った。



だが、衝動にかられてすぐに行動をする年齢でもない俺は、当たり障りのない返事をした。







それから2日後、あいつからまたメールが届いた。





「どうしても健に会いたい」





と書き加えられていた。





根負けした俺はあいつに携帯番号とメールアドレスを教えた。










そして待ち合わせの時が来た。



場所は学生時代にいつも行っていた店ではなく、俺の会社から歩いて10分くらいの居酒屋だった。




あいつがいるかと思いながら俺は店に入った。

店員が「いらっしゃいませ」と言うと同時にあいつが手を挙げていた。





俺は見た瞬間にあいつだと分かった。

あいつの隣に座った俺は生ビールを頼み、あいつが吸ったと思われる灰皿にたまったマルボロを眺めた。





いつもの通り、投げっぱなしです(笑)


この続きはあなた次第です!

さあ、印税が貰えるくらいのストーリーへ!(笑)