ちょっとご無沙汰してしまいました~。
先日、お友だちに誘われて、清滝へ行ってまいりました。
京都の者にはよく知られた清滝ですが、
清滝とはどこぞや?という方へ少し説明しますと。
清滝とは、嵐山をもう少し北に上がって行った愛宕山の辺りに流れる川で、
京の子どもたち(私ら世代の)はその昔、
家族や町内会や何かの夏のイベントごとに、飯盒炊爨をしに行く所でした。
この日も、平日とはいえ夏休みなので、
バーベキューや川遊びに来た、家族連れや若者たちで賑わっておりました。
そしてこの日ここまでやってきたのは、
愛宕山の登山口近くにあるギャラリーテラさんでの、
「棚の機屋展~風をまと七夕の衣の物語」を見るためです。
京都国立博物館に展示されていた江戸時代の上布の着物「七夕文様帷子」。
織物作家の後藤順子さんと友禅作家の高橋裕博さんは、
4年半の月日をかけてこの七夕の衣を再現されました。
着物の布地になる糸は宁麻(ちょま)という麻で、
実物が飾ってあります。
この糸を積むのに3年。
それから布に織るのに半年。
織りあがった布は古来の手法で晒して、天然染料の手描き友禅で描き、
ようやく着物に仕立て上げられました。
極細の麻糸で作られた布は、向こう側が透けて見えるほど薄く、
着物の重さは240gしかないそうです。
旧暦の七夕にちなんで、笹も飾られていて、
短冊のご用意も。
なので、ワタクシもお願い事を…。
何をお願いしたのかは…ヒミツです。
今は紙の短冊に書くお願い事ですが、昔はこの↑梶の葉に書かれていたらしいです。
ギャラリーの二階では、型染め体験もできます。
こちらは↓お友だちのめぐみちゃんが作った型染め。
一回10分ぐらいで3枚の型染めができます。
一階のギャラリーを入った所には、現役の釜戸もあって、
これは、上から見ると、勾玉の形をしてるのです。
この日も、京都市内は太陽がジリジリ。
インフルエンザで発熱してるぐらいの気温で、酷暑…というぐらいの暑さでしたが、
清滝周辺は市内よりはかなり涼しい体感でした。
この後、ここへ誘ってくれためぐみちゃんに、
美味しいお店へ連れて行っていただくのですが、
その話はまた次回に。