ファイストスの円盤は、20世紀の初めに、
クレタ島の南岸のファイストス宮殿で発見された、粘土製の円盤です。
表と裏に、合わせて45種類、全部で241個のクレタの絵文字(聖刻文字)が書かれています。
円盤の直径は約16cm、厚さ2.1cm。
作られたのは紀元前1600年ごろと言われていますが、文字は未解読です。
この絵文字、よく見ると 「モヒカン刈りのお兄さん」 みたいなのとか、
「高床式倉庫か神輿…?」 みたいな物体とか、
なかなかビジュアル的には面白い文字が色々あります。
上の写真ではわかりずらいと思うので、ウィキペディアからお借りした絵文字でご覧ください。
↑ モヒカンのお兄ちゃん。 ↑神輿?榊?↑
クレタのミノア文明では、線文字A と 線文字B という文字が刻まれたものも出土していて、
両方に共通する文字があるものの、線文字Bは解読されていますが、
線文字Aの方は未だ解読されていません。
この、ワインを作る時の大きな器にも、線文字A が刻まれています。↓
他のお宝も少しご紹介。
持ち手が、ガラス玉をつないだみたいになっていて、
それだけでも創作レベル高いと思うのですが、
首のところの細工というか飾りも、センス抜群です。
こちらは櫛と、ラピスラズリかな?のネックレス。
何かもう、カワイすぎる…。
このゲーム盤は、以前ご紹介したもの とはまた違うもので、
持ち運びできそうでコンパクト。
この人たちは、前の人が何か楽器を奏でてて、
向こうの3人が踊っているように見えるのですが。
私には、どう見ても宇宙人にしか見えない…。
特に前の人なんか、爬虫類系の宇宙人…。 手もなんか蛇っぽいし…。
あ、楽器じゃなくて蛇を持っているのかも。
この女神さまは、まさに蛇がシンボルの女神さまらしいので、蛇持ってます。
では最後に、クノッソス宮殿を再現した模型が素晴らしかったので、
それをご紹介して、イラクリオン考古学博物館はおしまいです。
3階建ての部分と4階建ての部分もあり、
上から見ると、まさに、ラビリントス。