アンネの追憶
原題 Mi ricordo Anna Frank
製作年 2009年
製作国 イタリア
配給 ゴー・シネマ(提供 パラディソ)
上映時間 99分
あらすじ…
世界中で読み親しまれている「アンネの日記」には書かれなかった、アンネ・フランクがゲシュタポによってアムステルダムの隠れ家から連れ出され、強制収容所に送られてからたどった過酷な運命を描いたドラマ。アンネの親友だったハネリ・ホスラーのインタビューをまとめた「もうひとつの「アンネの日記」(アリソン・レスリー・ゴールド著)を原作に、アンネの家族の中で唯一ホロコーストを生き延びた父オットーによる回想でつづられる。音楽を「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」のエンニオ・モリコーネが担当。
(映画.com参照)
アンネ・フランク(Anne Frank)をご存知ですか?
反ユダヤ主義を掲げたナチス政権下の中、迫害を逃れ、オランダ・アムステルダムにある“隠れ家”に身を潜め、そこで過ごした約2年の出来事を日記として綴ったことで知られています。
その後「アンネの日記」として世界各国語で翻訳され、世界的ベストセラーとなっていることは言うまでもありません。
そんなアンネ・フランクが日記で綴ることが果たせなかった、その後をこの映画では語られています。
ゲシュタポに捕まり、強制収容所へと送られ、生涯を終えるまで、彼女の身に何が起きたのか?
思わず耳を塞ぎたくなるような、驚愕な事実が、アンネの親友であるハネリ・ホスラーの証言の元、描かれています。
こんなことが歴史上で実際にあっのか、こんなことは2度と繰り返されてはいけない、そんなことを思いながら観ていたら、自然と涙が出てきました。
私自身、ドイツに留学していたことがあり、当時、ベルリンを訪れた際、郊外に位置する、ザクセンハウゼン強制収容所へと行きました。
門に書いてある“ARBEIT MACHT FRAI”(働けば自由になる)の文字を見て当時の残虐さが伝わってくる感覚でした。
更に、門を潜ると、建物の一部が現存として残されていて、10万人もの尊い命がこの収容所て奪われたことの重々しさを感じました。
私だけでなく、ここに訪れた殆どの人が涙を流していました。
それほど、当時の残虐さが伝わってきましたし、何よりも、2度と同じことを繰り返してはいけない、そのことに対しての涙だったのではないかと感じます。
そんな経験もあってか、この映画を観た時の衝撃はもの凄いものでした。
「アンネの日記」を読んだことがある・なしに関係なく、是非、皆さんに観て頂きたい映画です。
最後に…
この時代に生まれてきたことに感謝。
こういったことが世界で起きていた、そして現在においても起きていることを忘れずに。
ここまで読んで下さった方に今日もありがとうの言葉を♪
Good Morning,and in case I don't see ya, Good afternoon,Good evening,and Good night :)